
ローマ:イランの反政府活動者に対する死刑判決の言い渡しを直ちにやめさせること、そして彼らにかけられた容疑をすべて取り下げ、勾留を解くことをイランに求める決議案が、イタリア代議院の諸外国および欧州との外交問題を取り扱う委員会(Foreign and European Affairs Committee)で満場一致で可決された。
この条文は「抗議活動をおこなうために、表現の自由のほか、仲間と組織を立ち上げ、平和的に集会を催す権利を平和的に行使したというだけで逮捕された」人々の解放を求めるものだと、同委員会の会長を務めるジュリオ・トレモンティ氏はアラブニュースに話した。
トレモンティ氏はこの決議が「イランの人々を支援するイタリアの団結力のあらわれとして、すべての党から支持された」ことを強調し、党のくくりを超えた同意は「真に注目に値する」と述べる。
この決議はイタリア政府に対して、デモ参加者に言い渡された死刑判決の取り消しと、無条件の即座の解放を要求させる拘束力を持つ。
この数日前にはイタリア元老院の外務・国防委員会でも類似の決議案が可決された。
同決議案を委員会に提出したフォルツァ・イタリア党所属のアンドレア・オルシーニ議員は、「イランが民主主義に対してこれほどまでに攻撃的で、世界、そして中東の混迷の要因であり続けるのは耐えがたい」とアラブニュースが出席したモンテチトーリオ宮殿での記者会見で話した。
五つ星運動党所属のフェデリカ・オノーリ代議院議員が「イランで起こっていることはひどく信じがたいことだ」と強調する一方で、イタリア・ヴィヴァ党のエットーレ・ロザート氏は「テヘランの政権を政治的に孤立させる必要がある。あの政権はイランの人々になんの関与もしていない」と訴えている。
セルジョ・マッタレッラ大統領は、世界中に拠点を置くイタリア大使らに向けて水曜日に開かれた会議で、マフサ・アミニさんという22歳のクルド人の女性が、誤ったヘジャブの着用をしていた疑いで勾留され、警察の保護下にあったにもかかわらず9月に亡くなったことを受け、イランに押し寄せた抗議者たちに残忍な取り締まりがおこなわれたことを遺憾に思うと述べた。
マッタレッラ大統領は、抗議者に対する血にまみれた取り締まりでイランが「すべての限界を超えた」と強調した。「何としても、見過ごすわけにはいかない」と彼は付け加えた。