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容疑者の仏引き渡し確定=16年の筑波大生不明事件―チリ最高裁

19 May 2020
フランス東部ブザンソンに留学中の筑波大生、黒崎愛海さん(東京都出身)が2016年12月に行方不明となった事件で。(AFP)
フランス東部ブザンソンに留学中の筑波大生、黒崎愛海さん(東京都出身)が2016年12月に行方不明となった事件で。(AFP)
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Updated 19 May 2020
19 May 2020

フランス東部ブザンソンに留学中の筑波大生、黒崎愛海さん(東京都出身)が2016年12月に行方不明となった事件で、殺人容疑で国際手配されている元交際相手ニコラス・セペダ容疑者(29)が母国チリからフランスに引き渡されることが18日、確定した。発生から約3年半を経て、事件は解決に向け大きな一歩を踏み出した。

黒崎さんが消息を絶った直後にチリに帰国して首都サンティアゴで暮らすセペダ容疑者には現在、逃亡防止のため、出国禁止と週1度の警察署出頭が課せられている。チリ検察によると、引き渡しには通常2カ月ほどかかる。ただ、新型コロナウイルスの影響で、セペダ容疑者に関する実現の時期は不透明という。

チリ最高裁は4月2日、仏検察当局の引き渡し要請を認めたが、容疑者側は同7日、異議を申し立てていた。最高裁は別の法廷に審理を移した上で、5月18日にこの申し立ても棄却した。仏当局の代理で審理に臨んだチリ検察は「とても満足している。今後、身柄移送についての調整が行われ、容疑者はフランスで裁判を受ける」と最高裁の最終判断を歓迎した。 

身柄引き渡し審理で、仏検察当局はセペダ容疑者が感情のもつれから黒崎さんを殺害したと主張。黒崎さんの妹も「ニコラスは姉に執着していた。常に姉を独占したいというところが、誰が見ても分かる感じだった」と証言した。

一方、容疑者側は黒崎さんの遺体が見つかっていないことから「黒崎さんが死亡した、あるいは殺害された証拠は示されていない」と反論していた。

最高裁は18日の棄却理由で「引き渡し要請には、複数の証言や写真などが添付されていた。しっかりとした重大な根拠があると推論できる」と結論付けた。

JIJI Press

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