
テヘラン:イブラヒム・ライシ大統領は27日、マフサ・アミニさんの死に端を発した100日以上に及ぶ抗議活動が広がっているが、イランはイスラム共和国に「敵対する」反対派に対して「慈悲を示さない」だろうと述べた。
テヘランが一般的に言う「暴動」は、イラン系クルド人のアミニさん(22)が9月16日、厳しい女性の服装規定に違反した疑いで逮捕された後、拘束中に死亡したことが引き金となったものである。
ライシ師はテヘランで大衆に向けて演説し、「偽善者、君主主義者、すべての反革命的潮流」を非難した。
この超保守的な大統領は、1980年代の隣国イラクとの8年間の戦争で亡くなった身元不明の兵士の葬列で、「国家の抱擁は、誘惑されたすべての人々に開かれている」と述べた。
「国家の抱擁は誰にでも開かれているが、我々は敵対するものには容赦しない」
イラン当局によると、治安部隊のメンバーを含む数百人が殺害され、全国で数千人が逮捕された。
海外の権利保護団体は、デモ参加者の死者数を450人以上と発表している。
12月初め、イランは抗議行動に関係した2人を処刑した。司法当局によると、他に9人が死刑を宣告され、うち2人は再審が許可された。
キャンペーン関係者によると、このほかにも死刑を受ける可能性のある罪で起訴された被告が十数人いるという。
イラン当局は、米国や一部の欧州諸国を含む敵対的な外国勢力が騒乱を煽っていると非難している。
彼らは「噂を広め、社会を分裂させる」ことによって、「イスラム社会をその高い目標から脱線させる」ことを目的としていると、ライシ師は述べた。
しかし、外国がそれで目的を達成できると考えるのは「間違い」だとライシ師は主張し、彼らの動きは誤算だとした。
AFP