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西村前経産相も任意聴取=安倍派中枢幹部で6人目―パーティー収入裏金事件・東京地検

これまで聴取を受けた西村氏以外の中枢幹部5人はいずれも、「還流は知っていたが、派閥の収支報告書に記載されていないことは知らなかった」という趣旨の説明をし、不記載への関与を否定したという。(AFP)
これまで聴取を受けた西村氏以外の中枢幹部5人はいずれも、「還流は知っていたが、派閥の収支報告書に記載されていないことは知らなかった」という趣旨の説明をし、不記載への関与を否定したという。(AFP)
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30 Dec 2023 03:12:28 GMT9
30 Dec 2023 03:12:28 GMT9

自民党の最大派閥「清和政策研究会」(安倍派)が政治資金パーティー収入の一部を裏金化していたとされる事件で、東京地検特捜部が同派の中枢幹部、西村康稔前経済産業相から任意で事情聴取したことが30日、関係者への取材で分かった。
 これで座長の塩谷立元文部科学相と、西村氏を含め「5人衆」とされる松野博一前官房長官、高木毅前党国対委員長、世耕弘成前党参院幹事長、萩生田光一前党政調会長の安倍派中枢幹部6人が聴取を受けたことになる。

西村氏は派閥の実務を取り仕切る事務総長を、松野氏の後任として2021年10月~22年8月に務めた。特捜部は、裏金化が派閥主導で組織的に行われた可能性があるとみて、幹部らと会計責任者の共謀の有無などを捜査している。 

関係者によると、安倍派では派閥のパーティー券について、所属議員の当選回数や役職によって販売ノルマが設けられ、それを超えて売った収入を議員側に還流させていた。ノルマ超過分は派閥や議員側の政治資金収支報告書に記載せず裏金化していた疑いが持たれている。

収支報告書の不記載・虚偽記載罪の時効にかからない22年までの5年間で、裏金の総額は約5億円に上る可能性がある。

これまで聴取を受けた西村氏以外の中枢幹部5人はいずれも、「還流は知っていたが、派閥の収支報告書に記載されていないことは知らなかった」という趣旨の説明をし、不記載への関与を否定したという。会計責任者は任意聴取に、不記載を認める供述をしているとされる。

時事通信

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