アラブニュース
バスラ、イラク:19日、イラクのバスラ・スタジアムで群衆事故が発生し、1人が死亡、数十人が負傷した。
医療関係者や治安関係者によると、19日にアラビアン・ガルフ・カップの決勝が行われる前に発生した事故で1人が死亡、数十人が負傷した。事故の後、当局はスタジアムの入場ゲートを閉鎖して代替会場を開場した。
イラクの通信社によると、バスラ・スタジアムが満員で閉鎖された後、ファンの大群衆を受け入れるためにアル・ミナ・スタジアムが開場された。決勝のイラク対オマーン戦を中継するためにバスラ各所の公共広場に数十のスクリーンが設置された。
戦争で荒廃したイラクはサッカーの国際大会の開催を長年禁止されていたため、ガルフ・カップの開催で国のイメージを高めることができると期待をかけていたが、既に組織的過失によって謝罪に追い込まれていた。
イラク南部の主要都市バスラのスタジアムの外には、午後7時(GMT午後4時)キックオフの決勝を何とかして見たいとチケットを持っていないファン数千人が夜明け頃から集まっていた。
ある医療関係者によると、「1人が死亡し数十人が軽傷を負った」
ある内務省職員も同じ死傷者数を伝え、「夜明け頃から多数のファンが集まっていた。彼らの多くはチケットを持っていなかったが、中に入ろうとしていた」と話した。
スタジアムの中にいたAFP通信のカメラマンによると、群衆雪崩が発生した際には入場ゲートはまだ閉まっていた。サイレンが鳴り響いて救急車が到着し、負傷者を病院に搬送した。
ソーシャルメディアに投稿された写真には、スタジアムの外に大勢の人がいる様子が写っている。
イラクは既に、VIP席で小競り合いが起こったせいで隣国クウェートの指導者代表が開会式に出席できなくなった今月の事件をめぐって、同国への謝罪に追い込まれていた。
(複数のエージェンシーの記事を参照)