
【ラマッラー AFP】パレスチナで競争関係にあるハマスとファタハは28日、ヨルダン川西岸地区の都市ラマッラーで、ドナルド・トランプ米大統領が長く待ち望んだ和平計画に反対するため協力し合うと、当局者は述べた。
「緊急会議に出席するようハマース運動を招待していて、出席することも決まっています」とパレスチナの上級当局者Azzam Al-Ahmed氏は言った。
ハマースの当局者Nasser Al-Din Al-Shaar氏は、パレスチナの全党派が招待されている会議に出席することを認めた。
「会議ではトランプ氏の計画に対して取らなければならない立場について話し合います」とShaar氏は言った。
ガザ地区のイスラム教支配者はマフムード・アッバース大統領のファタハ運動と数年間争いを続けており、ハマスの代表はヨルダン川西岸地区に本拠地を置くパレスチナ指導者会議にほとんど参加することはない。
その日遅くにトランプ氏は、イスラエルとパレスチナ間の紛争を解決できると望む和平計画を発表することになっていた 。
パレスチナ人の代表はこの内密の計画を、トランプ氏には親イスラエルのバイアスがかかっていると非難して拒絶した。
一連の抗議活動はヨルダン川西岸地区とガザ地区の両方で、28日と29日に予定されている。