
エルビル、イラク:火曜日、イラク北部での爆撃で2人死亡した件について安全保障当局ならびに公衆衛生当局はトルコを非難。
トルコは、イラク北部のクルド労働者党(PKK)に対し、頻繁に地上戦と空爆を行っている。PKKは数十年にわたりトルコとの紛争を続けている。
ドホーク県アクレ山岳地域の人里離れた村が爆撃され、「トルコ軍の爆撃により民間人が2人死亡し、別に1人が負傷しました」と、メディア取材への回答を許可されていないため、ある安全保障当局が匿名で回答した。
公衆衛生当局はアクレ山岳地域での爆撃による死者数を認め、さらに2人が負傷したということだ。死者が民間人かどうかについては明言されなかった。
トルコ軍はイラクでの軍事行動についてコメントすることは稀である。
トルコはPKKとの紛争で過去25年以上にわたりイラク北部の数十ものトルコ軍基地で軍事活動を行ってきた。
トルコ国防省は土曜日、イラク北部のトルコ軍基地の「侵入未遂」によりトルコ軍兵士1人が死亡し、1人が負傷したことを受け、PKKを非難。
12月と1月のイラク北部のトルコ軍基地への攻撃で18人の兵士が殺害された。
バグダッドおよびイラク・クルディスタン地域政府の双方が、トルコとの密接な経済関係維持のためその軍事活動を許容しているとして非難されている。
トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は10月、イラクのPKKや隣国のシリアに対する爆撃「強化を継続」するつもりだと述べた。なお、アンカラおよび西側同盟諸国はそれらを「テロリスト」グループとして認識している。
AFP