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ゴーンは自由を得たが、日本人からの尊敬を失った

04 Jan 2020
日本の人々は、カルロス・ゴーンの逃亡を「法廷で自身の主張する機会を与えられた者による卑怯な行為」と呼んだ。(供給されたもの)
日本の人々は、カルロス・ゴーンの逃亡を「法廷で自身の主張する機会を与えられた者による卑怯な行為」と呼んだ。(供給されたもの)
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Updated 06 Jan 2020
04 Jan 2020

カルドン・アザーリ,東京

伝統的に法を尊重する日本の人々は、カルロス・ゴーンが日本の法制度を逃れたことに対して驚きつつ、それを単に「法廷で自身の主張する機会を与えられた者による卑怯な行為」と見ている。

様々なメディアのWebサイトに掲載されたカルロス・ゴーン逃亡に関するニュースへの日本の人々のコメントは、ゴーンについてのみならず日本についても、日本は「落ち着いて」もう一度「屈辱を与えられ」ないようにする必要があるという、ほとんど悲観的な見方を示していた。

ほとんどのコメントは、匿名で肩書の記述なく書かれたものだ。それらは信用できるもので、この出来事についての日本人の見方を反映しているものとみられている。

ゴーンの逃亡について、あるコメントは次のように述べた。「カルロス・ゴーンが単独で逃げたなんて考えられない。彼の妻や友人たちの支援で成し遂げられたに違いない、すごい逃亡劇だ。日本の主権を侵害しているという意味で、金大中誘拐事件に匹敵する」。

もうひとりの著者は、「フランスが同じ人間に複数のパスポートを発行していたと知って、驚いた。フランスやその他の工業国から複数のパスポートを得ることが可能な限り、テロリズム対策の観点から、出入国時のスクリーニングのために旅客の出身国と協力のうえ顔や指紋による認証システムを導入することが必要だ」。

ある著者は、「ゴーンの娘は彼の逃亡について知らされていなかったのだから、(彼女は)父親の卑劣な人間性を理解」するよう忠告した。

今回の逃亡で日本の国民的な自尊心は打撃を受けており、ある著者は以下のように述べた。「カルロス・ゴーンは日本を見下していた。何らかのテロ攻撃が日本で起こり、日本がどこかほかの国に侵攻されたとしても、驚くほどのことはない」。

もうひとりの著者は、「結局、日本は単なる敗戦国だ」と述べており、依然として日本人の記憶から消えない第二次世界大戦の苦い記憶を反映している。

「カルロス・ゴーンは日産の美味しいところを持っていった。彼は日産を自分自身のものと誤解していたに違いない。日産は消えるべきだったと考えるのが適当だ」と、あるコメントは非難している。

そして、マスメディアもこのコメントの一端を担っている。「私は、もう日本に戻ってくることも裁判にかけられることもないカルロス・ゴーンについて、メディアに報道してほしくない。メディアは、今回の日本政府の大きな失敗について、もっと報道すべきだ」。

ゴーンの人柄や誠実さについてもまた、以下の著者に攻撃された。「彼の(ゴーンの)人間性は、どこかの異常な独裁者と同じだ」。

もうひとりもゴーンを痛烈に非難したが、以下のように言うことで、公平かつバランスのとれた者であろうと試みもした。「カルロス・ゴーンが大泥棒であることは本当だ。日本が強権的な国だということもまた本当だ。ついに、日本はその大泥棒によって、司法を改革するだろう。日本は外圧によってのみ正しい状態になれるということは、よく知られた話だ」。

レバノンという国も、いくつかの怒りのコメントという難からは逃れられず、オリンピックでの制裁を求めるものもあった。

「私はレバノンには東京オリンピックには参加してほしくない。もしそれがヨーロッパで起こっていたら、戦争になるかもしれない!」

もうひとりは、日本政府に対して「レバノンへの円借款を停止」するよう求めた一方、この著者は法的なアプローチを行った。「日本はレバノンによって自尊心を大いに傷つけられたので、決然とした態度でカルロス・ゴーンを支援したレバノンと取引を行うべきだ」。

あるコメントは、「昨年10月以来、政治的・経済的正義のためにデモを行ってきたレバノンの人々は、ゴーン脱出の正当性を決して支持しないだろう」と話した。

それと同列に、ある著者は「レバノンの市民が許すとは私は思わない」と話した。

以下のコメントは、レバノンとの国交断絶を求める極端な要求だ。「私は、ICPOがカルロス・ゴーンに対する国際逮捕手配書を出したので、レバノンはもうこれ以上ゴーンを守れない、と考えている。レバノンがゴーンを守ろうとするなら、日本はレバノンと外交関係を断絶させるのが自然だ」。

しかし、すべての怒りのコメントのもとは、「ゴーンの行為は率直に言って、楽器の箱に十分入れられるほど小さな人間が起こした犯罪行為にほかならない」と言った人から来ている。

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