テルアビブ: アントニー・ブリンケン米国務長官は月曜日、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相が、ガザ停戦に向けた溝を埋める米国の提案への支持を確約し、ハマスに同意するよう迫ったと述べた。
ブリンケン氏によると、エルサレムで首相と3時間会談した後、ネタニヤフ首相は、エジプトとカタールの仲介で今週再開される予定の会談にイスラエルからチームを派遣すると約束したという。
「今日、ネタニヤフ首相との非常に建設的な会談で、彼はイスラエルが橋渡し案を受け入れることを私に約束した。彼はそれを支持している。ハマスにもそうする義務がある」とブリンケン氏はテルアビブで記者団に語った。
「私がハマスとその指導者に言いたいのは、もしハマスが何らかの形で代表を名乗っているパレスチナの人々のことを本当に心配しているのであれば、この合意に 「イエス 」と言うだろうし、それをどのように実行するかについて明確な了解のもとに取り組むだろう、ということだ」と、ハマスがネタニヤフ首相を仲介努力を妨害していると非難した翌日、ブリンケン氏は語った。
ハマス側は、ジョー・バイデン米大統領が5月末にまとめた枠組みを実施するよう調停者に求めていた。同運動は、橋渡し案は「ネタニヤフ首相の条件に応えるもの」であり、「調停者の努力を妨害した全責任は彼にある」と述べた。
しかしブリンケン氏は 「10月7日のハマスの攻撃とそれに続く戦争によって引き起こされたパレスチナ人のひどい苦しみを和らげるための、最も迅速で、最善で、効果的な唯一の方法は、この合意を完成させることだ」という。
同氏は、火曜日にエジプトとカタールの両国に行き、停戦計画について米国と協力してきたアラブ2カ国の指導者と会談すると述べた。
ブリンケン氏は、アラブ諸国からハマスの最新の立場を聞きたいと述べ、ハマスの橋渡し案への批判を否定した。
「我々は以前にも、ハマスの立場を十分に反映していない公式声明を見た」とブリンケン氏は語った。