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日本の国家公務員の夏季ボーナスが減少

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07 Jul 2022 03:07:10 GMT9
07 Jul 2022 03:07:10 GMT9

アラブニュース・ジャパン

東京: 幻冬舎ゴールド・オンラインによると、日本の大企業の夏のボーナスは、今年大幅増になったのに対し、国家公務員のボーナスは、大幅に減少した。

日本経済団体連合会(経団連)の発表によると、大手企業105社の夏季賞与平均は92万 9,259円。

昨年よりも 14%増となった。一方、労務行政研究所が東証プライム上場企業を調査したところ、2022年の夏季の賞与および一時金の支払い水準は76万5,888円で、前年比6.5%増となった。

国家公務員の夏季賞与の場合、事情が違う。管理職を除く平均支給額は58 万4,800円で、昨年と比べて11.5%減、金額にして7万 6,300円の減少となった。ボーナス減少は2年連続のことである、最近、公務員は安泰であるというイメージがあるにも関わらず、公務員の志願者の数が減少している。

公務員の労働環境が、今、問題視されている。人事院によると、他律的業務の比重が高い部 署の職員の8.7%は、上限を超えて超過勤務を命じられ、80時間超の残業した職員は10.4%もいたという。月80 時間残業と言えば、過労死ラインである。

 このような環境が、若手キャリアを早期退職へと向かわせ、他の形態の職種に転職する傾向になっている。

辞職意向のある職員にその理由をたずねると、「もっと自己成長できる魅力的な仕事につきたい」、「長時間労働で、仕事と家庭の両立が難しいから」と答える回答者がたくさんいた。

このまま、公務員の数が減少し続けると、政策立案能力の低下を招き、低迷する日本がさらに悪化する危険性がある。変化が常に漸進的な日本に抜本的な改革が必要だと求める声もある。

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