Since 1975
日本語で読むアラビアのニュース
  • facebook
  • twitter
  • Home
  • ビジネス
  • 月給、ボーナス引き上げ公算=2年連続、国家公務員―人事院

月給、ボーナス引き上げ公算=2年連続、国家公務員―人事院

Short Url:
25 Jul 2023 06:07:39 GMT9
25 Jul 2023 06:07:39 GMT9

人事院が8月にも行う2023年の国家公務員の給与改定勧告で、月給とボーナス(期末・勤勉手当)ともに2年連続で引き上げとなる公算が大きいことが25日、分かった。人事院の調査で、物価上昇やコロナ禍からの経済回復を背景に、民間企業の月給とボーナスが公務員を上回る見通しとなったため。人事院は、公務員給与を民間水準に合わせる方向で調整する。

人事院は例年、国家公務員と民間の給与水準を比較。格差があれば、公務員給与を上げたり下げたりして民間に合わせるよう国会と内閣に勧告している。

人事院は、今年の勧告に向けた基礎資料を得るため、従業員50人以上の約1万1900事業所を対象に民間給与を調査。4月分の月給と22年8月~23年7月に支給されたボーナスを調べた。

結果は精査中だが、月給は物価上昇や人材確保に対応した賃上げが続いており、民間が公務員を0.23%(921円)上回った昨年より官民格差の拡大が見込まれる。ボーナスは業種間にばらつきがあるものの伸びが見られる。月給について、人事院は格差を見極めた上で、民間の基本給に当たる部分を定めた「俸給表」を改定するか判断する。

人事院は22年の勧告では、公務員給与が民間水準を下回っていると指摘。月給を0.23%増、ボーナスを0.10カ月増の4.40カ月とするよう求めた。

人事院調査とは対象業種の構成や規模などが異なるが、連合の集計によると、23年春闘の定期昇給分を含む平均賃上げ率は3.58%(前年2.07%)。ボーナスの平均回答月数は22年冬分が2.33カ月(前年実績2.21カ月)、23年夏分が2.34カ月(同2.33カ月)となった。

時事通信

特に人気
オススメ

return to top