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トルコ地震の2日後に瓦礫の中から引き上げられたレバノン人の犠牲者。 数人は未だ閉じ込められたまま

2023 年 2 月 7 日、トルコ南部のイスケンデルンの町で、破壊された建物の瓦礫の中から生存者を捜す人々と緊急チーム。 (AP)
2023 年 2 月 7 日、トルコ南部のイスケンデルンの町で、破壊された建物の瓦礫の中から生存者を捜す人々と緊急チーム。 (AP)
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09 Feb 2023 02:02:30 GMT9
09 Feb 2023 02:02:30 GMT9
  • ガッサン・アル・ムアレム大使によると、この地域には約10~15人のレバノン人がいたことが知られており、そのほとんどは無事だが、「4~5人はまだ瓦礫の下にいる」と語った。
  • レバノンのナジーブ・ミカティ 暫定首相は、水曜日に閣僚代表団をダマスカスに派遣し、トルコ当局者、およびシリアのバッシャール・アル・アサド 大統領と救援と援助の取り組みについて話し合った。

ナジア・フーサリ

ベイルート:トルコ南東部と、それに隣接するシリアで壊滅的な被害を引き起こし、多くの命を奪った大地震から48時間が経過した水曜日、トルコの救助隊は瓦礫の中からレバノン市民のバーゼル・ハブクク氏を救い出した。

この間にもチームは、滞在していたホテルの瓦礫の下に閉じ込められているレバノンの青年、エリアス・ハダッドさんとモハメド・アル・モハメドさんを救助するための努力を続けていた。 レバノンからの他の犠牲者を捜索する努力は現在も続いている。

トルコのレバノン大使であるガッサン・アル・ムアレム氏は次のように述べている。「大使館はトルコ当局と協力して…行方不明のレバノン市民の安否確認をしています」

「地震に見舞われた地域には、10人から15人のレバノン人がいたと連絡を受けています。 そのほとんどは健康状態もよく、本人と連絡が取れています。 しかし、まだ4~5人が瓦礫の下にいます」

地震発生時にこの地域にいたレバノン国民の総数を正確に割り出すことは困難である。住民登録されていない人もいれば、観光や出張で訪れていた人もいるからだ。

レバノン人医師、ウィサム・モハメッド・ハイル・アル・アサド氏は娘とともに死亡し、妻は生き残ったことが分かっている。

シリアのローマ・カトリック総主教庁は、シリアのアレッポにある聖母マリア教会のレバノン人司祭であるイマド・ダヘル神父が亡くなったと発表した。 彼の遺体は、彼が住んでいたハマのアル・アジツィア地区の建物の瓦礫の下で発見された。

レバノンの小説家ダラル・ザイン・アルディン氏がアンタキヤの瓦礫の下敷きになったという報告もある。 一方、モハメッド・シャマ氏と息子のサルハンさんの生存は確認されたが、シャマ氏の妻スーザンさんの行方は分かっていない。

行方不明のレバノン人の親戚や友人は、ソーシャルメディアにメッセージを投稿し、連絡が取れなくなっている大切な人を見つけるために助けを求めている。 未だに安否が確認されていない人々の中には、自身の家族や兄弟と共にトルコに住んでアブデル・ヌール・アジャジ氏、トリポリのタバネ出身のファティマ・ラミズ・ザカリアさんらがいる。

レバノン軍は、トルコとシリアでの救助活動を支援するために派遣された工兵連隊の2部隊が「レバノン赤十字とレバノン民間防衛と協力して捜索と救助活動を継続する」と述べた。 先発部隊のメンバーはトルコの都市アダナに到着した後、アルブスタンに移動し、後発の部隊はシリアの都市ジャブレへ行った。

「両部隊は到着するとすぐに、困難な気象条件と低い気温、損傷した建物のさらなる崩壊を引き起こす可能性のある余震が続く危険な作業環境の中で、瓦礫を取り除き、生存者を探す作業を開始しました」と当局者は述べた。

ベイルート自治体は、同自治体の消防隊と救急車サービスのメンバーで構成される救助チームが、「完全に破壊された建物の瓦礫の中から妊娠中のトルコ人女性とその子供を引き上げ救いました。 彼らはまた、一部が崩壊した建物の中に閉じ込められていた家族と多くの子供たちを救いました」

アル・ムアレム大使は、救助隊が直面している状況を「非常に困難」と表現し、次のように付け加えた。 「その場面はテレビで見るよりも壊滅的です。 大規模な破壊の結果、一部の道路は遮断され、アクセスできなくなりました」

「トルコの救助隊は要請に応えるよう取り組んでおり、行方不明のレバノン人の安否が確認できるのを待っています」

ダマスカスのレバノン大使館のタラル・ダヘル代理公使によると、シリアでは、レバノン出身の4人家族の生存がアレッポで確認されたが、2人のレバノン市民がラタキア県の沿岸都市ジャブレで死亡したと述べた。

レバノンのナジーブ・ミカティ暫定首相は、救助と援助の取り組み、地震の影響、レバノンの救済能力について話し合うため、水曜日に閣僚代表団をダマスカスに派遣した。

代表団はシリアのバッシャール・アル・アサド大統領と45分間面談し、同国のファイサル・メクダド外相とも面会した。 当局者によると、会談中、代表団は「この試練におけるシリア国民とのレバノンの連帯」を伝え、「救済の対象地域で支援するために利用可能な機能」を配備することを約束した。

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