
カフラマンマラシュ:トルコの救助隊は16日、先週の大地震の瓦礫の中から17歳の少女を救出した。ただ、生存者がさらに発見される望みは薄れている。
アレイナ・オルメズさんは、マグニチュード7.8の地震が発生した248時間後に救出された。この地震によりトルコ南東部とシリアの一部で各都市が壊滅し4万人近くが死亡した。
震源地に近い都市カフラマンマラシュで、少女の救助に加わった炭鉱労働者のアリ・アクドガンさんはAFPに対し、「彼女は大丈夫なように見えました。目を開いたり閉じたりしていました」と話した。
「私たちはこの建物で1週間ずっと作業しています(…)何か音がするかもしれないという希望を持ってここに来ました」
「生きている存在を見つけると嬉しいです。猫でもです」
少女のおじは涙ながらに救助隊を一人一人抱きしめ、「あなたたちのことは決して忘れません」と言った。
しかしこの救出の後、トルコの兵士らはメディアと地元住民に対し、チームが瓦礫から遺体を回収する作業を開始するから現場から離れるようにと指示した。
当局や医療関係者によると、2月6日の地震とその余震による公式に確認された死者数はトルコで3万6187人、シリアで3688人、合わせて3万9875人となった。
トルコは一部地域で救助活動を停止した。内戦で荒廃したシリアの政府も支配地域で同様の措置を取った。
AFP