• バイデン大統領は東欧のNATO加盟国の首脳らと会談を行った。

アラブニュース

ジェッダ：モスクワのウクライナ侵攻記念日を前に世界的な緊張が高まる中、中国は22日、ロシアとのパートナーシップ強化を誓い、バイデン大統領は東欧のNATO加盟国の首脳らと会談を行った。

プーチン大統領は、モスクワで行われた国家主催の大規模な愛国者集会で、ロシアはウクライナで「歴史的な」土地のために戦っており、兵士たちは「英雄的に、勇猛果敢に戦っており、我々は彼らを誇りに思う」と語った。

ウクライナでは、2月24日の侵攻から1年が経過し、ロシアのミサイル攻撃が急増することを懸念して、学校の授業は今週いっぱいオンラインで行われた。

中国の王毅外相は、侵略以来ロシアを訪問した中国高官の中で最高位であり、中国政府は関係を強化する用意があるとプーチン大統領に伝えた。危機的状況にあるロシアと中国は、「包括的な戦略的パートナーシップを継続的に深めていく」ことが求められている、と語った。

プーチン大統領は、中国の習近平国家主席がモスクワを訪問し、より深いパートナーシップを築くことを楽しみにしていると述べた。習近平氏は24日に「平和演説」を行う予定だが、キーウはロシア軍がウクライナに駐留している間は平和の話などあり得ないとしている。

ゼレンスキー大統領は、「ウクライナ、ヨーロッパ、民主主義世界に対するこの一方的なロシアの戦争は、ロシアによるウクライナ全土の占領の解除、およびわが国、ヨーロッパ全体、世界全体に対する長期的安全の確固たる保証をもって終わらせるべきだ」と述べた。

ロシアは24日から南アフリカで中国と軍事演習を行う予定で、新世代の極超音速巡航ミサイルを搭載したフリゲート艦を派遣している。

ポーランドのドゥダ大統領は、ワルシャワで開かれた今回の東欧NATO加盟国9カ国の会談で、ウクライナにおけるロシアの侵攻が欧州の安全保障状況を変化させたと述べた。バイデン大統領は、アメリカは加盟国の領土の隅々まで守ることを約束すると述べた。

冷戦時代にソ連と同盟を結んだ後、西側軍事同盟に参加した国々との今回の首脳会談で、バイデン大統領は「あなた方は集団防衛の最前線だ」と述べた。

ほとんどの国は、現在ウクライナへの軍事支援を最も強力に支持しており、共同宣言ではウクライナの東側へのNATOの駐留を求めた。

バイデン大統領は、侵攻は世界を試したが、アメリカとその同盟国は民主主義を守ることを示したと述べた。また、西側諸国がロシアを支配または破壊しようとしているというロシアの主張を否定し、ロシア政府の人道に対する罪を非難した。