
カイロ:エジプト外務省の声明によると、サーミフ・シュクリー外相は月曜日に、2011年のシリア内戦勃発以降、同国の外相として初めて、ダマスカスを訪問する予定である。
同声明によると、シュクリー外相は、2月6日の大地震で大打撃を受けたトルコとシリアを訪問し、「エジプトと両国との連帯のメッセージを伝達」する予定となっている。
シリアは、バッシャール・アサド大統領が自身に対する抗議行動を厳しく取り締まったことをめぐり、地域諸国から孤立していた。
アラブ連盟は2011年にシリアの加盟資格を停止し、多くのアラブ諸国は使節団をダマスカスから撤退させている。
しかし、国連とシリア政府の統計によると、全国で5,900人以上が死亡した地震の後、アサド大統領はアラブ諸国から惜しみない支援を受けている。
エジプトのアブドゥルファッターハ・エルシーシ大統領は、2月7日に初めてアサド大統領と電話で会談し、日曜日には、エジプトの国会議長をはじめ、全国各地の有力国会議員の代表団がダマスカスでアサド大統領に会った。
シュクリー外相は、2021年の国連総会の合間に、シリアのファイサル・メクダド外相と会談を行った。カイロはここ数週間で、地震の救援物資をシリアに数回送っている。
トルコのエルドアン大統領とエルシーシ大統領は、カタールで開催された2022年ワールドカップで会談を行うとともに握手を交わし、トルコ企業は今月初め、エジプトへの5億ドルの新規投資を約束した。
ロイター