
テヘラン:サウジ外務省は8日、サウジアラビア政府高官が在テヘラン大使館および在マシュハド領事館の再開に向けた手続きについて協議するためにイランに到着したことを発表した。
イランとサウジアラビアは、中国の仲介により、3月に国交を正常化し、両国の在外公館を再開することに合意した。
中国の習近平国家主席の仲介の下、2016年にサウジアラビアがイランと断行して以来の関係回復が実現した。
8日の訪問は、3月10日に両国間で成立した「三者間合意の履行」の一環として行われたと、サウジ外務省は付け加えた(サウジ通信社より引用)。
共同声明では「我々双方とも、北京での合意を履行し、また、その活性化を相互信頼と協力分野を拡大し、湾岸地域の安全、安定、繁栄の創出に資する形で行うことについてのフォローアップを重視している」としている。
サウジアラビアのファイサル・ビン・ファルハーン外相とイランのホセイン・アミラブドラヒアン外相は、6日に北京で会談した際、激動の湾岸地域に安全と安定をもたらすことを誓った。