
リヤド: 南イエメンの分離派指導者は10日、南イエメンの国民の権利を守ることは、同国の戦争終結に向けた協議の重要な目的であると、アラブニュースに話した。
南部暫定評議会の議長でイエメン大統領指導評議会の副議長であるアイドルース・アル・ズバイディー氏は、イエメンの全指導者がアラブ連合と緊密に協力しており、イエメンの政治プロセスのためのロードマップについて連合と完全に合意していると述べた。
サウジ政府高官は、9年間続いてきたイエメン紛争終結に向けた新たな取り組みの一環として、9日からサヌアでイランに支持されたフーシ派との会談を進めている。
駐イエメン大使のモハメド・ビン・サイード・アル・ジャベール氏を筆頭とするサウジ代表団が、フーシ派の最高政治評議会の議長であるマハディ・アルマシャト氏と会談を行っている。会談にはオマーンの代表団も参加している。
「今後数日間行われる予定の和平ロードマップと交渉は、イエメンのあらゆる問題や懸念に光を当てるものであり、その最たるものが南イエメンの国民に関するものです」と、アル・ズバイディー氏はアラブニュースに話した。
南部暫定評議会は2017年5月、1990年に北イエメンと統一された南イエメンの再分離を目的に設立された。アル・ズバイディー氏は、南部の首都アデンの前知事を務めた。
大統領指導者評議会は、国際的に認められたイエメン政府の執行機関として1年前に設立された。