ディヤルバクル:トルコ警察が武装組織との関係疑惑で110人を拘束したと、治安筋が25日に発表した。親クルド派の議員によると、逮捕者には政治家や弁護士、ジャーナリストなどが含まれ、同議員はこれを5月14日の選挙と関連付けた。
治安筋によると、今回の一斉強制捜査はクルド人を中心とする南東トルコの最大都市ディヤルバクルを中心に21県に及び、非合法武装組織のクルディスタン労働者党(PKK)との関係を告発された人々をターゲットにしていたという。
今回の捜査が行われたのは、2002年に公正発展党が政権を獲得して以来、タイップ・エルドアン大統領が直面している最大の選挙戦となる大統領選挙と議会選挙まで3週間足らずという時だった。
「選挙の間際になって、政権を失うことを恐れた彼らは再び拘束作戦に出た」と、国民民主主義党(HDP)のタイップ・テメル議員はツイッターで述べた。
同議員によると、25日の朝にディヤルバクルで拘束されたのは、HDPの幹部を含む数十人の政治家、ジャーナリスト、芸術家、弁護士などであった。
ロイター