
ベイルート:レバノン軍は20日、トリポリの北東にある町デイル・アンマルでアルカイダの有力幹部を逮捕したと発表した。
同軍は逮捕された男のイニシャルが「T.M.」であることだけ明かしたうえで、逮捕は19日に行われたと声明を出した。
声明は、「T.M.はアルカイダの最も有力な幹部の一人であり、レバノンにおける同組織の細胞の設立者である」としている
また、「この男はテロ組織ファタハ・アル・イスラムの設立においても主要な役割を果たした」としている。同組織はアルカイダに影響を受けた過激派組織で、10年以上前にレバノンで活動していた。
レバノン軍によると、同国北部の難民キャンプで同軍とファタハ・アル・イスラムの間で激しい戦闘が発生した後の2007年末にT.M.は人の目に触れないところに退いた。
その後、ダーイシュやシリアの過激派組織ヌスラ戦線が台頭した後に再び目立って行動するようになったという。
ロイター