
ニューヨーク:国連のアントニオ・グテーレス事務総長は、スーダン軍のアブドゥルファッターハ・アル・ブルハン将軍から、フォルカー・ペルテス特使を交代するよう要求したとされる書簡を受け取ったという。
スーダンで準軍事組織との残虐な戦争が続く中送られたこの書簡に、グテーレス事務総長は「衝撃」を受けたと述べた。
金曜日遅くに行われたステファン・デュジャリック国連報道官の声明によると、グテーレス事務総長は「フォルカー・ペルテス氏の実績を誇りに思っており、スーダンで国連を代表する彼へ全幅の信頼をおいている、と再び表明した」。
「事務総長は、アル・ブルハン将軍から受け取った書簡に衝撃を受けている。」アル・ブルハン将軍は現在、かつて自身の副官であったモハメド・ハムダン・ダガロ氏の指揮する強力な準軍事組織「即応支援部隊(Rapid Support Forces)」と戦争状態にある。
両軍は現在、アメリカとサウジアラビアによって仲介した1週間の停戦の5日目を迎えている。その間、双方とも、相手が停戦に違反しているとして非難を繰り返している。
スーダン軍も国連も、アル・ブルハン将軍の書簡の全文を公開していない。書簡は、グテーレス事務総長の派遣したスーダン特使であるペルテス氏の解任を要求する内容だとされる。
先週、アル・ブルハン将軍は主権評議会の副議長であったダガロ氏を正式に解任し、軍の強硬派を側近に引き入れた。そして現在、スーダン軍の兵力を増強しようとしている。
スーダン国防省は金曜日、「軍人恩給受給者、および武器を持つことができるすべての人」に対し、最寄りの軍司令部に向かい、「自分自身を、家族を、隣人を守るために武器を取る」よう呼びかけた。
AFP