
東京:月曜日、来日中のアブダッラー・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーン・アラブ首長国連邦(UAE)外務大臣は、林芳正外務大臣と会談し、林氏は、スーダンからの在留邦人退避に際するUAEの感謝の意を伝えた。
今回は、アブダッラー外務大臣にとって、5年ぶりの訪日で、彼は日本との一層の2国間関係強化への強いコミットメントを表明した。
70分間にわたる会合で議論した話題は、国連安保理の改革だった。日本では、特に安全保障理事会の組み分けや投票権において、国連で何らかの変更をするよう、長年にわたり働きかけてきた。
林外務大臣は、法の支配や国連憲章の諸原則の重要性を強調し、先日のG7広島サミットにおいてG7、招待国、ウクライナの首脳間でこの点につき一致したことを紹介した。これに対し、アブダッラー外相は、国連安保理での協力を含め、日本と緊密に連携していきたい、と述べた。
両大臣は、「包括的・戦略的パートナーシップ・イニシアチブ(CSPI)の下で、引き続き連携していくことで一致し、中東、東アジアおよび北朝鮮情勢と共に、防衛とウクライナ問題の分野で、協力する意見交換をした。
林氏は、日本とUAE間の協力は、もはやこの2国間の境界線に制約されるものではなく、今日では、中東や第3国の他の国家を含む様々な場所で行われる、と述べた。