
カイロ:カイロ国際空港の税関当局がセキュリティ対策を強化したことで、複数の密輸が阻止されたと当局者が発表した。
ここ数日、メモリーカードや麻薬、刀剣類をエジプトに密輸しようとしたケースがターミナル3で何件か摘発されている。
エジプトの法令に違反した容疑がかかっている乗客らに対しては、現在、法的措置が取られている。
アディスアベバからエチオピア航空の便で到着した2人のアラブ人は、数千枚のメモリーカードをドレスのポケットに隠して密輸しようとしたところを逮捕された。
手作業による確認の結果、この乗客は2,500枚のメモリーカードと3,300枚のメモリーカードを別々に所持していたことが判明した。
別のケースでは、ウィーン発のオーストリア航空便で到着したエジプト出身の外国人乗客から、51シートのトラマドール(510錠)が押収された。
トラマドールは、中毒者がよく使用するオピオイドおよび鎮痛剤である。あるエジプト人は、4シートのトラマドール(40錠)と、同じ薬物の発泡錠40錠が含まれたプラスチック容器4個を所持しているところを逮捕された。
この乗客はアディスアベバからエチオピア航空の便で到着していた。
また、同空港では、北京からエジプト航空の便で到着したアジア人乗客が、鋭い金属製の刃を持つ刀剣を6本所持しているところを発見した。
武器の所持は、1954年に制定された法律第394条およびその修正条項により禁止されている。
これらとは別に、カイロ国際空港の税関職員は先日、麻薬の錠剤、刀剣類、古銭、タバコ、眼科用器具や備品などについて、エジプト国内への密輸を阻止していた。
税関当局は先月、国内への金の密輸を複数回摘発したと発表した。
4月には、フルガダ国際空港の税関職員が、エジプトの麻薬取締法に違反するトラマドール錠の密輸を阻止していた。