
ベイルート:レバノンのナジーブ・ミカティ暫定首相は23日、ベイルートのラフィク・ハリーリ国際空港に新しく導入されたスキャナーを視察した。
ドイツから寄贈されたこれらのスキャナーは、麻薬や爆発物を検知するために貨物輸送、商品輸出、DHL貨物の建物に設置された。
ミカティ首相は、スキャナー設置の目的は「ベイルート空港がレバノンの明るい面を反映するようにすること」であるとした。
続けて、「レバノンは、この国、アラブの兄弟国、その他の国々に危害を加える行為の発生源や経路になるわけにはいかない」と述べた。「我々は輸出を安全・安心なものにすることを目指している。そして、ベイルート空港は安全だと宣言できるようにすることをアラブ諸国および欧米諸国に対して約束する」
「新しい装置のおかげで、荷物のスクリーニング速度が毎時500個から1200個に上がった。十分な速度だ」
「空港の警備サービス責任者に対し、空港内の不審な活動を検知するためにオペレーション室とその周辺に800台のカメラが設置されたことを通知した。我々は安全管理に気を配っており、できる限りの対策をしている」
さらに、レバノン治安総局が「乗客(の空港内の移動)を円滑にするための措置を講じた」ことに言及した。過去2日間に「2万8000人の乗客が(空港を通過)した」という。
麻薬密輸を阻止するためにこれらの新たな対策が導入されたのと時を同じくして、国内治安部隊総局は次のように発表した。「山岳レバノン県の最も危険な麻薬密売ネットワークに対して強制捜査を実施し、9人を逮捕、34kgのコカインが入った封筒1万3000封を含む46kgの薬物を押収した」
同局は声明の中で、ベイルート南郊の麻薬密売者の隠れ家を監視していた当局が、1人の学齢期の少年が個人使用目的で薬物を購入していることに気づいたと述べた。
「当局はこの件に衝撃を受け(…)山岳レバノン県内で薬物を流通させ、生徒や大学生をはじめとするレバノンの若者を標的にしている武装ネットワークに関する情報を収集した。隠れ家を厳重に監視し、このネットワークが大量の薬物を流通させて社会の安全に深刻な脅威を与えている(ことを確認した)」
ショイファット、アラムーン、ファルシマ、ダフル・アル・バイダルで実施された2日間の作戦で逮捕されたのは、24~49歳のレバノン人5人(そのうち1人は警備員になりすましたとして指名手配されていた)およびシリア人4人だった。
多額の現金(レバノン・ポンドとドル)、宝飾品、携帯電話15台、軍用兵器、手榴弾が発見された。
逮捕者らは、山岳レバノン県内に薬物密売のための武装ネットワークを構築していることを認めた。そのうち1人はバールベックからショイファットおよびアラムーンまで薬物を運び、2人はその保管を担当し、残りの者らはその流通に関与した。
同県は強制捜査の様子や押収品を撮影した動画をアップロードした。
عملية ضخمة لشعبة المعلومات أوقعت من خلالها أخطر وأكبر شبكة ترويج مخدرات معظم زبائنها طلاب مدارس وجامعات وضبط ٤٦ كلغ منهاhttps://t.co/Dko2doIU6W#قوى_الأمن #الأمن_أمانة pic.twitter.com/3b0KB21hyb
— قوى الامن الداخلي (@LebISF) June 23, 2023