
ドバイ:6日、イランとスーダンは、イランの外相がスーダンの外相代理と会談を行い、関係を回復する計画があると発表した。両国の会談は、7年前に国交を断絶してから初めてとなる。
スーダン外務省は声明で、アゼルバイジャンの首都バクーで行われた非同盟諸国外相会議に合わせて行われたこの会談では、「可及的速やかに」関係を回復することについて話し合いをしたと述べた。
また、スーダンのアリ・サデク外相代理は、スーダン軍(SAF)と準軍事組織、即応支援部隊(RAF)の間の紛争中、イランの「赤新月社」を通じた人道支援を提供したイランに感謝の意を表明した。
イランのホセイン・アミラブドラヒアン外相はツイッターで、「我々の代表団はスーダン外相と会談し、スーダンとイランの間で国交を早急に再開する方法について話し合った」とツイートした。
国営イラン通信(IRNA)は、「今回の会談では、両国間の誤解を解消し、イランとスーダンの政治的・経済的関係を強化することに協議が向けられた」と伝えた。
スーダンは2016年、テヘランのサウジアラビア大使館襲撃を受け、イランとの国交を断絶した。
サウジアラビアとイランは中国が取りまとめた協定に基づき3月に関係を再開することに合意し、イランと他のアラブ諸国が完全に国交を回復するのではないかとの期待が高まっていた。
スーダンのサデク外相代理は、サウジアラビアとイランの合意により、地域とイスラム世界の安全と安定が強化されるだろうと発言したという。
ロイター