エルサレム:イスラエル軍が武装勢力弾圧を目的とした2日間の大規模な軍事作戦を終えた数日後の7日、イスラエル軍は占領下のヨルダン川西岸のユダヤ人入植地付近でパレスチナ人2人を殺害した。
イスラエル総保安庁(シンベト)は、今週発生した銃撃事件の容疑者とみられる2人がナブルス市中心部での銃撃戦で死亡したと発表した。
パレスチナ保健省は、イスラエル軍の砲撃により男性2人の死亡を確認し、身元確認の結果、カイリ・モハメド・サリ・シャヒーンさん(34)とハムザ・モハメド・モハメド・マクブールさん(32)の死亡を発表した。
今週、ジェニン難民キャンプでイスラエルの大規模な軍事作戦が行われたにもかかわらず、今もなお続く、1年に及ぶ暴力行為が急増した結果、多くの者が犠牲になった。2人は、6日のイスラエルのヨルダン川西岸入植地付近での銃撃事件でイスラエル兵が死亡したあとに殺害された。
イスラエルは2022年の春に、イスラエルに対するパレスチナ人の相次ぐ攻撃に対抗し、ヨルダン川西岸で16か月間攻撃を行っている。
ヨルダン川西岸では今年に入ってから140人以上のパレスチナ人が殺害され、イスラエル人を狙ったパレスチナ人の攻撃により、入植者4人が死亡した6月の銃撃事件を含め、少なくとも25人が死亡している。
イスラエルは1967年の中東戦争でヨルダン川西岸、東エルサレム、ガザ地区を占領した。 パレスチナ人は、独立国家建設の要求をしている。
AP