ハルツーム:昨年の民政移管を頓挫させた軍の買収に対する新たなデモの最中、土曜日に、スーダンの治安部隊が抗議者1名を殺害したと、医療関係者は語った。
民主化推進派のスーダン医師団中央委員会は声明で、犠牲者は身元不明で、首都の双子都市オムドゥルマンで「胸に銃弾を受けた」結果死亡したと発表した。
10月25日に起こったアブドゥルファッターフ・アル・ブルハン軍最高司令官による反クーデターデモ以来、定期的に行われてきた取り締まりによる犠牲者は、今回の死者で96人に上ると同委員会は述べている。
土曜日の抗議デモは、その週の木曜日に、権力掌握に反対する数千人規模のデモがハルツームを中心に至る所で行われ、文民統治への要求を強めた後に発生した。
医師団によると、木曜日のデモで約100人が負傷した。
同時に、スーダン共産党の反クーデター派の有力者2人が逮捕されたが、彼らは金曜日に釈放された。
国連は、アフリカ連合や地域ブロックのIGADとともに、世界で最も貧しい国の1つであるアフリカ北東部の国で起きた今回のクーデター後の危機を解決するために、スーダン主導の会談を促進するよう働きかけてきた。
しかし、文民政府は軍が関与する交渉に入ることを拒否し、ブルハン氏は国連特使であるフォルカー・ペルテス氏が他国の内政に「干渉」していると非難し、追放すると繰り返し脅している。
3月下旬、ペルテス氏は、文民主導の体制が回復しない限り、スーダンは「経済と治安の崩壊」に向かっていると述べた。
AFP