イスラマバード:イラン南東部に位置し、パキスタンと国境を接するスィスターン・バルーチェスターン州で7月23日、パトロール隊が襲撃を受け、イラン人警官4人が死亡したとイラン国営メディアが報じた。
イラン国営通信(IRNA)は、「警察パトロール隊へのテロ攻撃で3人の警官が殉職した」と伝えた。
国営テレビによると、負傷していた別の1人も負傷が元でその後死亡したという。
緊張が続くスィスターン・バルーチェスターン州では、麻薬密輸組織や少数民族バローチ族の反政府勢力、過激派グループなどが関与した騒乱が起きている。
バルーチェスターン地域のトップであるババール・ユサフザイ氏の報道官は、「私たちは国境の両側でテロ行為に厳しく対抗しています」と述べた。
また、「陸軍参謀総長のサイード・アシム・ムニール将軍は最近テヘランを訪問した際、国境の両側で起きているテロ行為を排除するための共同戦略をイラン側に要請しました」と述べた。
同報道官は、パキスタン治安部隊も「このような攻撃を過去にも目撃しており、その際は我が国の兵士が殺害されました。テロリストは国境も国も関係なく、宗教にも属していないためです。彼らは単なるテロリストです」と語った。
さらに、パキスタンとバルーチェスターンの当局は「厳重な国境警備体制を敷いています。私たちは、パキスタンとイランの国境を行き来して貿易が行われるべきであり、人々は国境を通過できるという明確な立場をとっています」と語った。
パキスタンはすでにイランとの国境をフェンスで囲っていると同報道官は述べた。
「私たちは誰も国境地帯を越えることを許しません」
「私たちは国境地帯に治安部隊を配備し、24時間体制であらゆる動きを監視させています。私たちは国境を守るためにあらゆる努力をしています」
AFP通信は7月8日、同州で起きた襲撃事件で警官2人と襲撃者4人が手榴弾と銃撃戦で死亡したと報じた。後に、過激派組織「ジャイシュ・アル・アドル」が犯行を認めた。