エル=アリーシュ(エジプト):日曜日、エジプト・シナイ半島の反体制の強い地域にある厳重に要塞化された治安施設で銃撃があり、警察幹部1人を含む少なくとも4人の警察官が死亡したと、2人の治安・保健当局者が発言した。
北シナイ県の県都エル=アリーシュにある国家治安部隊本部で起きた銃撃で、ほかに少なくとも21人の隊員が負傷したと、同治安・保健当局者は語った。
AP通信が入手した死傷者のリストによると、銃撃を受けた隊員のほか、施設内で発射された催涙ガスで呼吸困難に陥った隊員がいた。このリストの負傷者の中には8人の警察官が含まれていた。
この当局者はメディアに説明する権限がないため、匿名を条件に話してくれた。
銃撃をめぐる状況は現時点では明らかになっておらず、これまで警察を監督する内務省からのコメントはない。
北シナイ県は、主に治安部隊とキリスト教徒を標的として多数の攻撃を行ってきた、イスラム過激派主導の反政府組織との長年にわたる戦闘の舞台となっている
2018年2月に軍がシナイ半島とナイルデルタの一部、さらに西部のリビア国境沿いの砂漠地帯で大規模な作戦を行って以来、シナイ半島ほか主たる作戦実施区域での過激派による攻撃のペースは鈍化している。
AP