ドバイ: アラブ首長国連邦(UAE)の宇宙飛行士スルタン・アルネヤディ氏は、長期宇宙ミッションに投入された初のアラブ人宇宙飛行士であり、国際宇宙ステーションで6ヶ月を過ごした後、9月1日に地球に帰還する予定だ。
アルネヤディ氏は、NASAのスティーブン・ボーウェン、ウディ・ホバーグ両宇宙飛行士、ロスコスモスのアンドレイ・フェディアエフ宇宙飛行士とともに、フロリダのケネディ宇宙センターで2023年3月2日に離陸したNASAのスペースXクルー6の一員だ。
クルーは宇宙ステーションに滞在中、200以上の科学実験や技術デモンストレーションを行った。
軌道上の前哨基地にドッキングしているSpaceXのドラゴン宇宙船(エンデバー号)は、9月1日までに宇宙ステーションからドッキングを解除した後、フロリダ沖に水しぶきを上げて4人を地球に帰還させる。
「このミッションの間、クルーは何百もの実験や技術実証に貢献し、学生のロボット工学への挑戦、植物遺伝学、微小重力下での人間の健康など、地球低軌道を超えた探査に備え、地球上の生命に利益をもたらすことを目指しました」とNASAは声明で述べた。
「クルーは、NASAの商業クループログラムにとって、スペースX社との6回目のクルー交代ミッションだった。定期的な商業クルーのローテーションミッションによって、NASAはステーションで行われている重要な研究や技術調査を継続することができる。
「このような研究は、地球上の人々に恩恵をもたらすとともに、将来の火星探査に備え、宇宙飛行士を月に送るNASAのアルテミス・ミッションを通じて、将来の有人探査の基礎を築くものです」と、NASAは付け加えた。