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ハルツームでの空爆により民間人20人が死亡、活動家が報告

上の画像は、スーダン軍・準軍事勢力間の初期の戦闘中に遠くから撮影された、ハルツーム・バーリ地区周辺から煙が立ち昇る様子。(AFP資料写真)
上の画像は、スーダン軍・準軍事勢力間の初期の戦闘中に遠くから撮影された、ハルツーム・バーリ地区周辺から煙が立ち昇る様子。(AFP資料写真)
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03 Sep 2023 11:09:43 GMT9
03 Sep 2023 11:09:43 GMT9

ワドメダニ、スーダン:スーダンの活動家によると、ハルツーム南部での空爆により2人の子どもを含む少なくとも20人の民間人が犠牲となった数時間後の3日日曜日、ハルツームの住民は大砲とロケット弾攻撃で目を覚ました。

同地区の抵抗委員会が出した声明によると、ハルツーム南部での「空爆による死者数」は「民間人の犠牲者20人に達した」という。同委員会はかつて民主化要求デモを組織していた多くのボランティア団体の1つであり、現在は軍と準軍事戦闘員の間の交戦に巻き込まれた家族を支援している。

当初の声明では、犠牲者に2人の子どもが含まれていると述べ、「遺体が爆撃で焼けて激しく損傷しているか、ばらばらになったために病院に運ぶことができなかった」さらに多くの犠牲者が記録されていないと警告した。

「武力紛争場所およびイベントデータプロジェクト」の推定によると、4月15日に正規軍と準軍事組織「即応支援部隊(RAF)」との間で戦争が始まって以来、約5,000人が死亡した。

スーダン軍が空を掌握し、定期的に空爆を行なう一方で、RSFの戦闘員は首都の道路を支配している。

西側諸国は、西部のダルフール地方での民族に基づく殺害についてRSFおよびその同盟勢力を非難しており、国際刑事裁判所は戦争犯罪の疑いについて新たな調査を開始した。

またスーダン軍も、7月8日の空爆による民間人約20人の死亡などの虐待行為で非難されている。

国連によると、スーダンの人口4,800万人のうち半数以上が人道支援と保護を必要としており、600万人が「飢餓まであと一歩」の状態にあるという。

治安の悪さ、略奪、官僚主義的な障害はあるものの、国連は何百万人もの支援を必要としている人々へ手を差し伸べることができたと述べている。

国連によると、内戦により約380万人が国内避難を余儀なくされ、さらに100万人が国境を越えて近隣諸国に流入している。

国際移住機関によると、ハルツームからの避難民は約280万人に上る。これは、戦前の首都の人口約500万人の半分以上に相当する。

残る人々は集中砲火から身を守り、水と電気を配給している。

ハルツームでは、抵抗委員会が唯一の救援組織となり、爆撃された建物の瓦礫から生存者を掘り起こし、路上での銃撃をものともせず薬を届け、双方が犯した残虐行為を記録している。

5か月近くが経過しても、暴力は収まる気配がない。

3日に目撃者は再び、スーダン軍がハルツーム北部のRSF拠点を標的として「大砲とロケット弾攻撃」を行なったと報告した。

AFP

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