
水曜日、東京ガスは米国のシェールガス事業者であるCastleton Resources社の取得のために690億円(6億7500万ドル)を投じ、海外事業拡大のため、米国の太陽光発電開発プロジェクトを買収すると発表した。
この動きは、昨年、日本最大の都市ガス供給業者によって計画された長期戦略を反映しおり、海外展開の強化、再生可能エネルギーおよび液化天然ガス(LNG)開発事業への投資の拡大が挙げられる。
この日本企業は約200億円を投資し、ルイジアナ州で計画されている追加のガス資産の購入資金を調達するため、米国事業者が発行する新株を購入することで、Castleton株の持分が46%から70%となると、東京ガスのゼネラルマネージャー、吉崎浩司氏は語る。
吉崎氏は記者会見で、「米国のシェールガス価格は急落しているため、比較的安い価格でガス資産の株を購入するには良い時期だ」と述べた。
東京ガスにとって初めてとなる、米国シェールガス事業者の買収契約は、8月14日に完了する。
追加のガス資産の買収により、Castletonの生産量は現在の2億9,600万立方フィートから4億7,300万立方フィートに増加する。
東京ガスはまた、米国の再生可能エネルギー開発業者であるHecate Energyから、テキサス州での630メガワットのAktina太陽光発電プロジェクトを購入するため490億円を支払う。
Aktinaの建設は2020年第3四半期に着手され、2021年半ばに区画ごとに稼働していく。
この買収は8月6日に完了する予定で、東京ガスの再生可能エネルギー資産は1.2ギガワット(GW)に増加し、2030年の目標である5 GWに一歩近づくことになる。
吉崎氏は、「米国の電力需要は拡大し、長期的に見て石炭に取って代わると予想される、天然ガスと再生可能エネルギーが原動力となる」と述べた。
ロイター通信