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日本の天皇誕生日祝賀の過去と現在

東京・2021年1月18日、マスク姿で150日間にわたる参議院通常国会招集のおことばを述べられる日本の徳仁天皇陛下。(AFP)
東京・2021年1月18日、マスク姿で150日間にわたる参議院通常国会招集のおことばを述べられる日本の徳仁天皇陛下。(AFP)
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23 Feb 2021 12:02:35 GMT9
23 Feb 2021 12:02:35 GMT9

シャムス・エル=ムトワリ

日本の天皇誕生日は長い間日本国内外でお祝いされてきたが、毎年恒例のこの行事はコロナウイルスパンデミックによりその形が変わった。

この祝賀行事も今年は他の多くの行事と同じように、通常通りに展開しない。通常であれば一般大衆が皇居を訪れ、天皇陛下のお誕生日を祝い、記帳を行う。1948年以来の伝統となっている慣習だ。

現在施行されている制限措置のため、今年一般大衆は皇居の門をくぐることはできないが、これまでは天皇陛下と他の皇族方がご一緒に皇居のバルコニーから参賀客を迎えるのが通例であった。

今年の措置は在サウジアラビア日本国大使館にも適用されることになり、大使館ではウェブサイト上に特別ページを設け、大使のメッセージを掲載する。

このたび還暦を迎えられる徳仁天皇陛下の2月23日のお誕生日は、昨年は在サウジアラビア日本国大使館にて祝賀行事が催され、外交官、政府高官、リヤド州副知事モハンマド・ビン・アブドゥルラーマン・ビン・アブドゥルアズィーズ皇太子、および上村司駐サウジアラビア大使が参加した。

昨年の上村大使の開幕のあいさつはアラビア語で行われ、日本とサウジアラビアの関係の成長が際立つものであった。

モハメッド皇太子と上村大使が両国の国旗があしらわれた式典のケーキに一緒にナイフを入れたことも、両国の絆を象徴する場面であった。

祝賀行事では天ぷらや焼きそば、握り寿司、巻き寿司等の日本料理が振る舞われるとともに、日本の伝統舞踊が披露された。

2019年5月1日に当時の徳仁皇太子殿下が第126代天皇に即位される以前は、12月23日に父宮であられる当時の昭仁天皇陛下の誕生日がお祝いされていた。

サウジアラビアは2015年には在ジェッダ日本国総領事邸にて天皇陛下の82歳のお誕生日の祝賀レセプションを主催し、敬意を表した。

総領事は「日本の皇族とサウジの王族の互いに対する尊敬と感謝の念」に基づく両国間の「深い友情」について語った。子どもたちによる両国の国歌斉唱も場に彩を添えた。

天皇誕生日と呼ばれるこの日本の祝日に際しては通常、祝賀式典、天皇皇后両陛下主催による昼食会、特別な招待客からの祝意を受ける茶会が催される。昼食会には国会議員、総理大臣、衆議院議長および副議長、参議院議長および副議長、国務大臣が参加し、茶会は主に日本への外交関係者を迎える席として設けられる。

歴史的には、外に集まった一般国民に対して皇族方がお姿を見せられることはなかったが、1950年に当時の昭和天皇・香淳皇后がお出ましになって以来、伝統が変わった。

天皇誕生日一般参賀の機会により、多くの人が皇居を訪れることになった。2016年には昭仁天皇のお誕生日の一般参賀に約38,588人が訪れたが、2018年にはこの数字は82,850人となった。

今年はさまざまな制限が敷かれた環境にあるが、それでも天皇誕生日をお祝いする心情は変わらない。日本の豊かな文化、歴史、伝統を大切にする心を象徴するとともに、予想のつかない世界情勢の中にあっても強固さを保つ日本とサウジアラビアの絆をさらに強める行事である。

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