
イスタンブール:トルコが制限を緩和し始めてから数週間が経過し、同国の新型コロナウイルスによる累計死者数は日曜日に3万人を超えるとともに、感染者数の累計は300万人を突破したことが、保健省のデータで明らかとなった。
その数字によると、トルコ国内で過去24時間に102人の死亡が記録され、死者数の累計は30,061人となった。2月上旬以降、1日の死者数が100人を突破したのは今回が初めてであった。
また、過去24時間に計20,428人の感染者数が記録され、感染者の累計は3,013,122人に増加した。
トルコは、全国の1日あたりの感染者数が10,000人を下回った3月上旬に、県ごとにパンデミックに対する制限を緩和し始めた。
それ以降、トルコ全国の県で感染者数は増加しているが、タイップ・エルドアン大統領は「当面新たな制限は設けない」と月曜日に述べ、国民が既存の制限を守ることに期待していると語った。
当局は感染者数の増加をコロナウイルスの変異株によるものとした。
データによると、人口10万人あたりの1日の平均感染者数は、3月19日時点でイスタンブールでは251.12人に、アンカラでは107.99人に上昇した。
一方、2月26日時点ではイスタンブールが89.9人、アンカラが39.84人であった。
人口8,300万人のトルコは、1月中旬に開始されたキャンペーンで約1,300万回のワクチン接種を行っている。中国のシノバック・バイオテックが開発したワクチンを使い、これまでに802万人近くが1回目の接種を受け、505万人近くが2回目の接種を終えている。
ロイター