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フーシ派によるアブダビ攻撃でアメリカが責任を共有すべき理由

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18 Jan 2022 11:01:42 GMT9
18 Jan 2022 11:01:42 GMT9

イエメンのフーシ派武装勢力による月曜日のアブダビへの攻撃自体は、我々の地域、とりわけここサウジアラビアの人々にとっては、これらのテロリストがどれほど卑劣な行為に及ぶかをすでに知っているため驚くに値しない。

イランを後ろ盾とするフーシ派は、サウジアラビア南西部のジャザンからリヤドに至るまで、王国の民間人や主要インフラを標的とした、ドローンやミサイルによる攻撃を次々と展開している。

そう、イエメンでは今戦争が起きているのだ。戦争には避けられない結果がある。そして、UAEとサウジアラビアは、民間人の犠牲がそのひとつになることを予期していたに違いないと言う人もいるだろう。

イエメンでは、罪のない人々を含む非戦闘員が死亡している。しかし、ここで重要なのは、道徳的な同等性がないことである。イエメンに正当性を回復するための有志連合が民間人に犠牲者を出した場合、それは偶然であり、事態は調査され、謝罪が行われるだろう。しかしフーシ派は意図的に無実の人々を殺害し、それを自慢しているのだ。

しかし、UAEとサウジアラビアが予期できなかったのは、バイデン政権下の米国が、長年の同盟国でありパートナーである彼らに背を向けることであった。例えば、トランプ政権時代に行われたフーシ派のテロ集団指定を取り消し、イギリスがフーシ派のミサイル攻撃を受けているにもかかわらず、パトリオット防空システムを撤退させるなどのやり方である。

バイデン政権が同盟国やパートナーを支援しなかったことで彼らが力を得たと感じなければ、このような攻撃を敢行することはなかっただろう。

ファイサル・アッバス

こうした行動が予想外だったのは、同盟の歴史や戦略的論理だけでなく、アメリカがフーシ派の実力を目の当たりにしてきたからだ。

この組織の公式モットーは「アメリカに死を」であるだけでなく、当時のバラク·オバマ大統領がイランをなだめようとしていた2016年末にさえ、3度にわたってアメリカ海軍を攻撃しているのである。

米国は、フーシのテロリスト指定を取り消したのは、イエメンへの援助の流れを妨げているからだというが、これは誰も納得しない論理である。サウジアラビアのアーデル·アル·ジュベイル外務担当国務大臣が昨年のアラブニュースとのインタビューで語ったように、タリバン、ダーイッシュ、ヒズボラ、アル·シャバブ、ボコ·ハラムはすべてアメリカのテロリストのリストに載っているが、だからといってアフガニスタン、シリア、レバノン、ソマリア、サヘルへの援助の流れが妨げられることはないのである。

パトリオットシステムの撤退について、アメリカは、戦略的地域再編の一環として以前から計画されていたもので、サウジアラビアに特化したものではなかったと説明している。もしそれが本当なら、サウジアラビアがミサイル攻撃を受け続けていることが明確な状態で、なぜその決定を簡単に覆すことができなかったのだろうか。それだけでなく、サウジアラビアへの武器売却を阻止しようとする愚かな米国議員や、自衛のための武器を他国に依存するサウジアラビアを批判する大胆なメディア論者など、論理を無視した行動も見られる。

イエメンでの戦争はフーシ派の思い通りには進んでいない。有志連合軍はシャブワから彼らを追い出し、激戦地マアリブ州でも軍事的優位を得ている。傷を負った動物は獰猛になり、アブダビへの攻撃は様々な意味で予測できた。バイデン政権が同盟国やパートナーを支援しなかったことで彼らが力を得たと感じなければ、このような攻撃を敢行することはなかっただろう。

月曜日にブルームバーグが報じたところによると、UAEはアメリカに、フーシ派をテロリストの指定リストに戻すよう要請するとのことだ。その要求に応じることは、今アメリカができる、最低限の行為であるだろう。

  • ファイサル・J・アッバス氏は、アラブニュースの編集長である。ツイッター: @FaisalJAbbas
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