アラブニュース
アンマン:サルマン国王人道援助救援センター(KSrelief)の監督官であるアブドゥラ・アル・ラビーア博士は、ヨルダンのシリア・パレスチナ難民の食糧を確保し、住居支援をおこなうため、二つの協定に署名した。
一つ目の協定として、貧困家庭の食糧確保を強化するため、「飢餓と栄養不良に反対する全国連合(National Alliance Against Hunger and Malnutrition: NAJMAH)」と200万ドルの締結をおこなった。
同センターは同プロジェクトを通じ、ヨルダン全州のシリア・パレスチナ難民の食事を6カ月確保できる金額を同連盟に寄付することになる。
同プロジェクトは、受給者に2カ月ごとに磁気カードを配布し、キャンプ外の提携スーパーでカードを使えるようにすることで実現予定だ。同プロジェクトの恩恵を受ける人数は28,865人にのぼる。
二つ目の協定は、ヨルダンのハシミテ慈善事業団との間に締結されたもので、ヨルダンのイルビド県に住む障がい者のシリア人家族の住宅支援、水道・電気料金の支払い、家賃負担を3年間にわたり行うというものだ。この契約により、シリア人の22家族、109人が恩恵に預かる予定だ。
アル・ラビ―ア氏は、「王国の人道援助機関であるKSreliefは、紛争に苦しむ人々を支援するためにサウジの公的援助を外部に提供している唯一の機関だ」と述べた。同センターは、人道援助活動における主導的役割の一環として、王国の目標を達成するため、このような活動をおこなっている。