リヤド:サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子殿下は9日、新しい経済回廊の整備に関する覚書をインド、中東、欧州の間で締結したとサウジアラビアの国営テレビが報じた。
回廊には、電力と水素のパイプラインが含まれる。
インドのニューデリーで開催されたG20サミットで演説した皇太子殿下は、このプロジェクトは「経済的相互依存を強化することで、参加国各国」の共通の利益を達成しようとするものだと述べた。
皇太子殿下は、このプロジェクトは鉄道や港湾を含むインフラの開発と修復に貢献し、商品やサービスの交換を促進するのに役立つと述べた。
また、このプロジェクトは参加国間の貿易交流を強化し、水素を含むエネルギー供給の輸入を促進し、エネルギー安全保障の確保につながるとした。
「この覚書はクリーンエネルギーの開発努力を支援するものであり、その実施は、すべての当事者にとって、交通回廊沿いに新たな雇用機会と長期的な利益を生み出すことに貢献するだろう」と皇太子殿下は述べた。