リヤド:サウジアラビアの宇宙飛行士アリ・アルカルニ氏、ラヤナ・バルナウィ氏、アリ・アルガムディ氏、マリアム・ファルダス氏は18日、リヤドでマウィバ(正式名称:サルマン国王と同志による才能と創造性のための財団)の学生250人の聴衆を前に、自分たちの驚くべきキャリアの旅と宇宙での経験について語った。さらに、ショロク・アルマレファー・スクール、アロワド・エズデハー・スクール、スマート・ラーニング・スクール、リヤド・スクールの6000人の若者たちが、オンラインで宇宙飛行士たちの話に耳を傾けた。
サウジアラビア宇宙庁とマウィバが主催したこのイベントの目的は、専門家として次世代を担う若者たちの宇宙分野に対する認識を高め、現在の科学者と未来の科学者の関係を築き、才能ある学生のために王国の宇宙探査の未来に新たな地平を切り開くことだった。
宇宙飛行士たちは、学生時代からサウジアラビア宇宙庁との関わりまで、先駆的な役割を果たすに至った道のりについて語った。また、軍隊、医療専門職、研究所での研究といった分野での経歴、宇宙ミッションの経験など、今の場所に至るまでの自分たちのキャリアの旅について語った。
「今日、マウィバに足を踏み入れたとき、胸が熱くなりました。私はマウィバに才能ある学生の一人として選ばれましたが、交通機関の問題により、そのときはプログラムに参加できませんでした」とアルガムディ氏は語った。
「今では公共交通機関が利用でき、オンラインクラスやオンラインプログラムもあるため、皆さんは幸運です」
マウィバのアマル・アル・ハザー事務局長は、サウジアラビアは長い間、変化と進歩を推進し、国家が宇宙と天文学の分野で世界的な競争力を持つのを助ける科学者、才能のある個人、創造的なリーダーの世代を育成することを熱望してきたと述べた。
18日のセッションで、宇宙飛行士たちは、宇宙科学とそのさまざまな分野についての学生の理解を深めるため、多くの科学的トピックについて議論した。
5月に国際宇宙ステーション(ISS)に8日間滞在したバルナウィ氏とアルカルニ氏は、ISSで行った14の科学実験について説明し、さまざまな専門分野にわたる科学的知識と高度な研究の進歩にどのように貢献しているかを強調した。
サウジアラビア初の女性宇宙飛行士であり、アラブ人女性として初めて宇宙飛行を成し遂げたバルナウィ氏は、18日のイベントに参加した若者たちについて次のように語った。「彼らに会えて光栄でした。私はキング・ファイサル・スペシャリスト病院・研究センターで研究室の専門家として働いていたとき、マウィバの学生たちのトレーニングを受け持ったのですが、彼らはインスピレーションの源でした」
「彼らはいつも最も難しくて賢い質問をし、好奇心に満ちていました。彼らは私に、さらに勉強し、修士号を取ろうとさえ思わせてくれました」
アルガムディ氏とファルダス氏は、バルナウィ氏とアルカルニ氏が国際宇宙ステーションに向かった「アクシオム・ミッション2」のバックアップクルーだった。
毎年、マウィバ複合認知適性試験(MMCAT)によって特に才能のある学生が特定され、選ばれた学生は、その優れた才能を育成するための専門クラスに入学する機会が与えられる。