リヤド:2023年10月7日土曜、サウジ当局が居住、就労、国境警備に関する規則に違反したとして1週間で1万5201人を逮捕したと、サウジ国営通信が報じた。
公式レポートによると、居住法違反で逮捕されたのが9233人、不法越境を試みて逮捕されたのが4271人、就労関連の問題で逮捕されたのが1697 人となっている。
同レポートによると、サウジアラビアに不法入国を試み逮捕された527人のうち、55%がイエメン人、43%がエチオピア人、2%がその他の国籍者だった。
さらに国境を越えて近隣諸国に入国しようとしていたところを逮捕されたのが66人、違反者の移動や隠匿に関与したとして逮捕されたのが14人だった。
当局はこれまでに、3万9218人の違反者を各本国の在外公館に移送し渡航文書を取得させ、1748人を移送し渡航予約を完了させ、8058人を強制送還させている。
サウジ内務省によると、移動手段や避難場所の提供など、サウジアラビアへの不法入国をほう助していることが判明した者には、最長15年の禁錮刑、最高100万サウジリヤル(約26万ドル)の罰金、または車両や財産の没収が科される可能性がある。
違反行為が疑われる場合、メッカ州やリヤド州ではフリーダイヤル911、サウジ国内の他の州では999または996に通報することができる。