
リヤド:サウジアラビアの援助機関KSreliefは、モロッコのブルマーヌ地域で、失明およびその原因となる病気と闘うボランティア計画を実施した。
サウジ・ヌールプログラムは、Al-Basar国際基金(Al Basar International Foundation)との協力で、11月10日まで実施される、とサウジ通信社は報じた。
これまでのところ、Ksreliefの医療チームは1,345件の症例を診察し、82件の手術を行い、345個の眼鏡を配布した。
この取り組みは、世界中の地域社会で失明や関連疾患と闘うために同センターが提供する医療プログラムの一環である。
イエメンでは、KSreliefは、マフラ県のAl-Ghaydah中央病院で、耳鼻咽喉科手術のプロジェクトを実施し、様々な専門医療分野からの12人のボランティアが参加した。ボランティアらは50件の症例に対応し、7件の手術を行い、30人に医薬品を配布した。
パキスタンでは、同センターは、洪水に見舞われた地域の家族を支援する活動の一環として、カイバル・パクトゥンクワ州で1,649個の冬支度バッグを配布し、11,543人がその恩恵を受けた。
またレバノンでは、同センターは最近、シリアとパレスチナの難民、およびレバノンの困窮家庭に6万2500カートンのデーツ(ナツメヤシの実)の配布を完了した。
2015年の設立以来、KSreliefは175の地元・地域・国際的なパートナーと協力し、94カ国で64億ドル以上に相当する2,587件のプロジェクトを実施してきた。
同センターの報告書によると、支援の大部分はイエメン(43億ドル)、シリア(3億7600万ドル)、パレスチナ(3億7000万ドル)、ソマリア(2億2200万ドル)にあてられたという。
KSreliefのプログラムは、食糧安全保障、保健、衛生、シェルター、栄養、教育、通信、ロジスティクスをカバーしている。