リヤド:サウジアラビアのマサム・プロジェクトは1月初週、親イラン武装組織フーシ派がイエメン国内に仕掛けた725個の地雷を除去した。
サウジアラビアの支援機関KSreliefによる監督の下、このプロジェクトで派遣されたチームが、596個の不発弾、126個の対戦車地雷、2個の対人地雷、1個の爆発物を破壊した。
フーシ派がイエメン全土で無差別に仕掛けた爆発物は、子ども、女性、高齢者を含む民間人の脅威となっている。
マサム・プロジェクトは、サルマン国王の指示に従い、サウジアラビアがイエメンの人々を支援するために実施している取り組みの1つで、イエメン国民に人道支援が届くようルートの確保に当たっている。
地雷の除去作業は、マアリブ、アデン、ジュフ、シャブワ、タイズ、ホデイダ、ラヒジ、サヌア、アル・バイダ、アル・デール、サアダで行われた。
プロジェクトの統括責任者であるウサマ・アル・ゴサイビ氏によると、この取り組みが2018年に始まって以来、合計で427,534個の地雷が除去された。
このプロジェクトでは、地元の地雷除去技術者に対するトレーニングや最新設備の提供のほか、爆発物によって負傷したイエメン人への支援なども行っている。
その一方、KSreliefは、少女らの学校復帰を支援するプロジェクトの一環として、イエメンのハドラマウト県でトレーニングやエンパワーメントのコースを開始した。
このプロジェクトは、サウジアラビア教育省がイスラム世界教育科学文化機関と協力して実施している。
コースの参加者らは、技能を磨くためのコースのうち、主に縫製や刺繍、食品や菓子の製造などに関するトレーニングを受けた。
このプロジェクトでは、少女らのエンパワーメントを目的として、21の学校に必要な物資の提供、350人の教師と指導者に向けた研修の実施、難民キャンプに64の教室を設置、280人の女性家長に対する支援、14の啓発キャンペーン立ち上げなどを行っている。