
リヤド:ムスリム世界連盟(MWL)は、イスラエルがハマスとの一時的な停戦合意を破棄し軍事作戦を再開したことを受け、イスラエルがガザ南部のラファにあるサウジアラビアの文化施設と学校を空爆したことを非難した。
金曜日にサウジ国営通信が伝えた声明の中で、イスラム諸国会議機構(MWL)のシェイク・モハメッド・ビン・アブドゥルカリム・アル・イーサ事務局長は、ガザ地区の病人や負傷者向けの医療品を保管していたサウジ文化・遺産センターの倉庫が攻撃されたことを強く非難した。
また、数十人の死者と負傷者が出たと伝えられるダル・アル・アルカム学校への攻撃についても強く非難し、その攻撃を「民間人および民間施設に対する恐ろしい犯罪」と表現した。
アル・イーサ氏は、「これらの行為は、国際法および人道法のあらゆる規定に対する明白な違反である」と述べた。
同氏は国際社会に緊急の行動を呼びかけ、国際機関に対して説明責任のメカニズムを起動させ、戦争犯罪とされる行為の責任者を処罰するよう強く求めた。
非難の声は、イスラエルとハマスの停戦合意後、3月以来ガザ地区で再び暴力が再燃しているさなかのものとなった。
イスラエルは、武装勢力のインフラを標的にしているとして、この飛び地への砲撃を再開したが、一方で、人道支援団体は危機の深刻化と民間人の犠牲者の増加を警告している。