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サウジ皇太子、リヤドでトランプ大統領を歓迎する

2025年5月12日、米メリーランド州のアンドリュース統合基地で、サウジアラビア、カタール、アラブ首長国連邦に向けて出発するドナルド・トランプ米大統領が、エアフォース・ワンに乗り込み、身振り手振りを交えている。(AFP)サウジアラビアの皇太子がリヤドでトランプ大統領を歓迎した。
2025年5月12日、米メリーランド州のアンドリュース統合基地で、サウジアラビア、カタール、アラブ首長国連邦に向けて出発するドナルド・トランプ米大統領が、エアフォース・ワンに乗り込み、身振り手振りを交えている。(AFP)サウジアラビアの皇太子がリヤドでトランプ大統領を歓迎した。
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13 May 2025 04:05:36 GMT9
13 May 2025 04:05:36 GMT9
  • トランプ大統領の中東歴訪はサウジアラビアから始まる。

アンドリュース共同基地:ドナルド・トランプ米大統領は火曜日、中東の「歴史的」ツアーでサウジアラビアに到着した。

エアフォース・ワンは、カタールとアラブ首長国連邦への訪問、そしてトルコでのウクライナ戦争に関する会談を含むツアーに出発した。

ガザのハマスに対するイスラエルの戦争は、トランプ大統領の2期目最初の主要なツアーに重くのしかかるだろう。しかし、進展のひとつの兆しとして、大統領が飛行機に乗り込むと同時に、米国とイスラエルの人質であるエダン・アレクサンダーさんが赤十字に引き渡された。

「ビッグニュースだ」とトランプ大統領は出発直前にホワイトハウスで語った。「彼は両親のもとに帰ってくる。彼らは彼が死んだと思っていた」

トランプ大統領はここ数週間、ガザ紛争を終結させるための努力を怠っているように見える。就任前は紛争を速やかに終結させることができると豪語していたにもかかわらずだ。

また、ガザやイエメンのフーシ派への攻撃、イランの核開発プログラムへの対処をめぐって、イスラエルのネタニヤフ首相との対立も深まっている。

トランプ大統領は、イランの核開発をめぐるワシントンとテヘランの協議について、「非常に良いことが起きている」と述べた。

米大統領は、湾岸諸国を歴訪している間に、ガザに関するさらなる進展があることを期待していると述べ、今回の歴訪にはこの地域の「主要3カ国」が含まれていると指摘した。

また、パレスチナ自治区での停戦に向けてさらなる進展を期待しているかとの質問に「他の人質も解放されることを期待している」と答えた。

ハマス側は、人質のアレクサンダーさんを解放した後も戦争を終結させるための「努力を続ける」ようトランプ大統領に要請し、ネタニヤフ首相はさらなる交渉のために火曜日にカタールに仲介者を派遣すると述べた。

カタールは戦争終結に向けた交渉の仲介役として重要な役割を果たしている。

トランプ大統領は、ロシアとウクライナの話し合いがそこで行われ、進展があれば、予定を変更して木曜日にイスタンブールに飛ぶ可能性もあると述べた。

「中東のどこかに行くだろう。それが役に立つと思えば、そうするだろう」とトランプ大統領は月曜日に記者団に語った。

トランプ大統領は、ウクライナのヴォロディミル・ゼレンスキー大統領とロシアのプーチン大統領の両名が出席する可能性があり、画期的な首脳会談が実現するとの見通しを示した。

トランプ大統領の中東歴訪はサウジアラビアからスタートする。2017年の1期目の海外歴訪でデビューし、エジプトとサウジアラビアの首脳とポーズをとったのが印象的だったのと同じ場所だ。

しかし、その時はイスラエルも訪問したが、今回は日程に含まれていない。

湾岸諸国を訪問するために伝統的な西側同盟国を回避するという彼の決定は、湾岸諸国が地政学的に極めて重要な役割を担っていること、そして彼自身のビジネス上のつながりも強調している。

AFP

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