
リヤド:サウジアラビア当局は、水曜日にイスラエル兵がヨルダン川西岸地区を訪問中の外交団に向けて発砲した事件を「最も強い言葉で」非難した。
王国は国際社会、特に国連安全保障理事会の常任理事国(米国、英国、ロシア、フランス、中国)に対し、「パレスチナ占領地で活動する民間人、外交団、救援組織に対するイスラエルの侵害行為を直ちに停止するよう 」求めた。
サウジアラビアはイスラエルに対し、占領下で現在も続いている犯罪について、国際法の下で説明責任を果たすよう要求する、と同省は付け加えた。
ヨルダン川西岸地区を訪問していたヨーロッパ、トルコ、エジプトの外交官を含む代表団は、ジェニンの近くにいたが、近くにいたイスラエル兵が発砲し、代表団は慌てて避難した。負傷者はいなかった。
パレスチナ外務省は、イスラエルは「実弾射撃によって、公認外交団を意図的に標的にした」と述べた。
この事件はヨーロッパで怒りの反応を引き起こし、多くの政府が銃撃を非難した。イタリア、フランス、スウェーデンはイスラエル大使を召還した。
イスラエル軍によれば、訪問団は「承認されたルートから逸脱」しており、兵士たちは代表団を無許可区域から遠ざけるために警告射撃を行ったという。
イスラエルは1月からジェニンとその周辺地域で大規模な軍事作戦を展開している。