
リヤド: イスラエルがヨルダン川西岸地区に対する完全な主権を適用するとの政府閣僚の脅しは、水曜日、サウジアラビアによって強く非難された。
外務省によると、王国はイスラエル政府高官によるパレスチナ領土への主権付与を求める発言を「非難し糾弾する」と述べた。
そのような行動は国際法違反である、と声明は述べている。サウジアラビアは、パレスチナの土地に入植地を拡大しようとするいかなる試みも拒否する、と同省は付け加え、イスラエルが国際決議を遵守することの重要性についての王国の立場を繰り返した。
この声明は、イスラエルのヤリヴ・レヴィン法務大臣が、「イスラエルがヨルダン川西岸地区全域に主権を適用する時が来た」と発言したことを受けたものだ。
イスラエルは1967年にヨルダン川西岸地区と東エルサレムを占領し、国際法上違法とされる入植地を数十カ所に建設してきた。
サウジアラビア外務省は、パレスチナ人が正当な権利を回復し、東エルサレムを首都とするパレスチナ国家を1967年の国境線上に樹立することを支持すると表明した。