
アラブニュース
ジッダ:25万年の歴史を持つ遺産にとって、新型コロナウイルスのパンデミックによる数ヶ月の閉鎖は、ほんの一瞬の出来事に過ぎない。
そのため、サウジアラビア北西部にある文化遺産の地アルウラに観光客が戻ってきても、ほとんど何も変わっていないだろう。
サウジアラビア初のユネスコ世界遺産を含むアルウラの観光地は10月に閉鎖が解除され、一年を通して観光できるようになる。
この地域の物語や習慣を深く知りたい観光客は、地元のラウィ(アラブの語り部)のガイド付き、またはガイドなしで、ウォーキング、トレッキング、小道の散策を行うことができる。
「私たちは、風景の力と静けさを利用した、没入感の高い軽いタッチの体験を開発しています。砂漠の夜空を楽しむガイド付き星空観察など、何千年もの間、科学、宗教、哲学、芸術、文学にインスピレーションを与えてきた体験です」と、アルウラ王立委員会のフィリップ・ジョーンズ氏は語る。
冒険を好む観光客は、砂漠でバギーを乗り回したり、ヴィンテージ物の軽飛行機に乗って空を飛び、火山の火口やハラット・カイバルの溶岩地帯を見たりすることができる。
家族連れなら、ヒジュラット・ノウラ(Hijrat Noura)、またはプリンセス・ノウラ・ファーム(Princess Noura Farm)で、地元の動植物を観察することができる。「タントラの冬」祭りのために開発されたウィンターパークも営業再開する予定だ。
「アルウラへの観光は、その広々とした空間、過去の文明の秘密、史跡の純粋な驚異など、訪れるすべての人にとって変革的な体験となります」とジョーンズ氏は語る。