アラブニュース、リヤド
サウジアラビア人は、アラブ世界と日本との関係のさまざまな側面について、ほとんどのアラブ人よりもより好意的であり、知識が豊富であるということが有力な地域的調査により明らかになった。
最近行われた日本版の立ち上げの一環として行われた、リヤドに拠点を置く英語の日刊紙『アラブニュース』によって委託されたユーガブの調査によると、サウジアラビア人は、平均的なアラブ人に比べ、日本との関係をより好意的にとらえる傾向があることが分かった。
サウジアラビア人の回答者のうち、83%は日本を訪問したいと答えており、それが40歳以上だと89%にのぼる。
サウジアラビア人の回答者の53%が日本人は組織的、52%が勤勉、42%が時間を守ると答えた。
しかし、湾岸協力会議諸国が日本の石油の85%を供給していることを知っているサウジアラビア人はわずか32%だった。
この事実に対する認識は、平均的アラブ人よりもサウジアラビア人の方が高いが、サウジアラビアが日本最大の石油供給国であり、その石油輸入量の40%を担っていることを考えると、依然として低いと言える。
サウジアラビア特定の調査結果は、リヤドでのレセプションで発表された。サウジアラビアと日本のコミュニティのメンバーに加え、政府関係者、メディア、実業界の重鎮も招待された。
レセプションで、上村司駐サウジアラビア大使は、この研究の重要性を強調し、『アラブニュース』の日本版の立ち上げを祝福した。
「この幸先の良い機会に皆様の前に立ち、リヤドで『アラブニュース』日本版の立ち上げを記念することができ、とても幸せで光栄に思います」と上村大使は語った。
https://twitter.com/ArabNewsjp/status/1188848141895790592?s=20
「すでに多くの皆様がご存じかもしれませんが、日本語版は、天皇陛下の即位の礼が行われるまさに前日の10月21日に東京で立ち上げられました」と上村大使は付け加えた。
「このすばらしい立ち上げのタイミングは、日本の新しい時代の始まりと一致し、さらに趣を添えるものとなります」と同大使は語った。
「『アラブニュース』の日本語版が日本とアラブ地域全般、そして特に日本とサウジアラビアの架け橋になることを願っています」と彼は付け加えた。
「この日本版の立ち上げは、人から人への理解、共有、思いやりの新しい時代の誕生を記録するものであると確信しています」と彼は述べた。
アラブニュース編集長、ファイサル・J・アッバス氏は次のように述べた。「われわれ『アラブニュース』は、研究パートナーであるユーガブと協力し、日本とアラブ世界、特にサウジアラビアとより良い理解を深めるために貢献できることを光栄に思っています」
同氏は次のように付け加えた。「この世論調査では、日本に対する圧倒的に前向きな認識が示されました。しかし、いくつかの誤解も見られ、先週東京で立ち上げられたオンライン版の『アラブニュースジャパン』で修正できることを願っています」
この調査は、18のアラブ諸国に住む3033人のアラビア語話者へのオンラインインタビューに基づいている。
「アラブニュースジャパン」は、天皇陛下の即位の礼と同時に立ち上げられた。
この立ち上げは小池百合子東京都知事の後援の下に行われ、日本の河野太郎防衛大臣とサウジアラビア王国の経済産業大臣のマジード・アル・カサビ氏による基調講演が行われた。