
アラブニュース
リヤド:サウジアラビアは9月18日(金)、コロナウィルスのパンデミックに対する国連の対応計画をサポートする数々のプロジェクトのために、世界保健機関(WHO)へ1億ドルを寄付することを発表した。
サウジ通信社の報道によると、この発表は、サウジアラビアの国連常任代表アブドゥラー・アル=モウアリニ大使がアントニオ・グテーレス国連事務総長とオンライン会議を実施中に行われた。
「コロナウィルスのパンデミックに対する国際対応計画と、WHO 、および他の国連関係機関は、サウジアラビアから恩恵を受けることになる」とアル=モウアリニ大使がその会議後にツイートした。
それに先立って、アル=モウアリニ大使は次のように語っていた。:「この支援は、コロナウィルス対策を支援するサウジアラビアの国際的努力と、透明で強力で協調的かつ広範にわたる世界的対応を促進するための協力体制・団結・合同国際行動の重要性の認識に基づいて行われる。」
アル=モウアリニ大使は、サウジアラビアは「COVID-19のパンデミックに対抗するための 多国間主義と一丸となった国際的行動に関して、サウジアラビアに託された役割」を実行すると述べ、同国はコロナウィルスの感染拡大によって影響を受けた国々に対し「援助と協調の手を差し伸べる」最初の国の一つとなると続けた。
アル=モウアリニ大使によれば、サウジアラビアは国連がコロナウィルスに対する世界的努力を強化させるための国際的行動を先導することができるよう働きかけており、同時に、開発途上国やこのパンデミックによって最も痛手を受けている地域への支援を強化させる努力も行っているという。
大使は特に、難民への援助、世界の最貧グループの生活水準の向上、虚弱な経済の成長発展、対立抗争終結のための仲介、そして諸国間のより協調的な外交関係の構築について言及した。
グテーレス事務総長は、サウジアラビアの国連に対する寛大で継続的な支援について、サルマン国王とムハンマド・ビン・サルマーン皇太子に感謝の意を表し、サウジアラビアは国連と提携して世界各地、とりわけイエメンの安保、安定、繁栄をサポートしてくれていると述べた。