• サウジアラビアは水曜日、21件の新しいコロナウイルス関連死を報告した

Deema Al-Khudair 

ジェッダ：サウジアラビアでCOVID-19ワクチンが食品・医薬品庁によって認可された場合、ワクチンの臨床試験を約5,000人に対して行うと、同国の感染症の専門家が述べた。

Wael Bajahmoom博士はインタビューでアル・エフバリヤ（Al-Ekhbariya）に次のように話した。「ワクチンの使用に応じた結果が得られるでしょう」「サウジアラビアでは、私たちは世界保健機関の一部であり、食品・医薬品庁の承認後に国が求めているワクチンを使用します。食品・医薬品庁に認可されれば、サウジアラビアの人々から約5,000人がこのワクチンの臨床試験を受けることになります」 

同氏は、製薬会社イーライリリー・アンド・カンパニーが安全性を理由に抗体併用療法の試験を一時中止したことについて議論し、ワクチンを作るのに何が必要だったのか、感染率を一時的に遅らせるための投与量だったのか、一定の目標があったのかなど、考慮すべき多くの要素があると述べた。 

Bajahmoom氏はまた、ワクチンは実用化までに厳格な試験を経ていると述べている。

「医療分野ではワクチンは使用に際し、完全が保証されている必要があることを常に強調しています。使用者に副作用や害を与えないこと、そしてパンデミックから人々を長く守ること。1～3か月しか効力のないワクチンを作って何の意味があるのでしょうか。もう1つの要素は、ワクチンは特殊なケースにも有効でなければならないということです。つまり、高齢者や、免疫システムに障害のある人に対して使う場合でも、ワクチンは効果的でなければならないということです。ほとんどの国では、ワクチンがすぐに販売されることありません。ワクチンはまず、厳格な臨床試験に合格しなければなりません」

3つの重要な段階がある。開発段階では、科学者たちがウイルスを殺す方法にウイルスを利用することや、遺伝子組み換えにウイルスを利用すること、また患者に対しウイルスを使うことの可能性を一般に議論する。

そのうちのいくつかは実験室で動物実験が行われ、専門家が動物に効果があるかどうかを確認する。 

「そして最終段階では、人を対象に規模を限定した試験が実施され、その後、大規模な臨床試験が行われます。パンデミックが始まって以来、保健省は、世界的にテストされ、（安全が確認されて）承認されていない限り、いかなるワクチンの使用も許可していません。これは、サウジアラビアでは安全性が第一であることを示しています」

同氏は、ワクチンの緊急承認など、各国が使用し、採用したいくつかの措置があると説明した。「これはいくつかの近隣諸国ですでに行われています。ワクチンは緊急許可の下で使用されています」

Bajahmoom氏は、ワクチンを見つけるためにサウジアラビアが積極的な役割を果たしていることを強調した。「サウジアラビアの研究センターは優れており、国際的にも医学的にもすべての先進国の模範となっています」

サウジアラビアは水曜日、21件の新しいコロナウイルス関連死を報告した。死者数は合計で5,108人になった。

新たな感染者は501人増えた。これは、累計で340,590人が感染したことを意味する。治療中の患者は8,662人で、そのうち830人が重篤な状態にある。

新たに回復した患者の数は481人で、合計326,820人となっている。

サウジアラビアはこれまでに716万件以上のPCR検査を実施しており、過去24時間で5万1849件のPCR検査を実施した。