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プライバシーはサイバーセキュリティの最優先事項であるべきだ、とサウジ主導のウェビナーで専門家らは述べる

サウジ主導のウェビナーで専門家らは、AbsherやNajiz、家族IDカード、Madrasati 、デジタルクリニックなどの例を挙げて、サウジの家族のデジタル化が直面している課題を浮き彫りにした。(ArabStock)
サウジ主導のウェビナーで専門家らは、AbsherやNajiz、家族IDカード、Madrasati 、デジタルクリニックなどの例を挙げて、サウジの家族のデジタル化が直面している課題を浮き彫りにした。(ArabStock)
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15 Oct 2020 08:10:44 GMT9
15 Oct 2020 08:10:44 GMT9
  • パネリストらは、公共サービスの未来を予見する上で国家と民間部門が果たす役割について議論した

Mohammed Al-Kinani

ジッダ:個人や組織のプライバシーは、全てのサイバーセキュリティ・サービスの中心にあるべきだ、とサウジ主導のウェビナーで専門家らは語った。

サウード国王大学の支援下で開かれ、サウジ社会科学協会(SSSS)によって運営されたバーチャル会議で、パネリストらは、公共サービスの未来を予見する上で国家と民間部門が果たす役割について議論した。

この3時間のセミナーでは、イマーム・アブドゥラフマン・ビン・ファイサル大学の準備学年の副学部長で研究を支援するAbeer Rasheed博士が司会を務め、アブドゥル・アジズ国王大学(KAU)ラービグ校の副学部長でコンピューティング・情報技術学部の発展に携わるFahad Al-Odayani博士、KAUメディア・コミュニケーション学部准教授のGhayda Al-Juwaiser博士、教育省総監督のBandar Al-Asiri博士らが代表として参加した。

サウジの家族のデジタル化におけるサイバーセキュリティとその役割に関して、Al-Odayani氏は、プログラムや電子アプリを守り、人材や財源を保護することが目的だと述べた。

「サイバー犯罪と闘うことや、その影響を最小限に抑えることも目的としている。サイバーセキュリティは、政府と個人、両方が持つ武器となっている。それは国によって使われる近代戦の技術の一つだ。サイバーセキュリティはビッグデータを安全に転送するのにも役立つ」と同氏は述べた。

同氏は、サウジの重要なウェブサイトを何者かが本気でハッキングしようとした例を挙げ、内務省のAbsherのウェブサイトが100回以上標的にされたことを明らかにした。どの試みも成功しなかった。

「私たちは、このような強力なプラットフォームとアプリケーションを提供してくれた内務省に感謝している。Absherは最も優れたアプリケーションの一つだ。 Absher は、市民や住民のデータや情報を保護するために100%安全になった」とAl-Odayani氏は付け加えた。

Al-Asiri氏はアラブニュースに対し、次のように語った。「Absherに関する情報は正確だが、全てのアプリケーションや企業に対する攻撃が時々発生しているので、攻撃を受けても不思議ではない。

だが、重要なのは結果だ。Absherアプリケーションとナショナル・セキュリティ・センター(NCSC)は、そのような試みを阻止する能力が非常に高い。

同氏は、いくつかの企業や営利団体がサイバー攻撃によって倒産に追い込まれたことを指摘した。

「サウジ政府はこれらのサイバー攻撃のリスクを認識していたため、二つの重要なサイバーセキュリティ機関(ナショナル・サイバーセキュリティ機関とサウジ・サイバーセキュリティ・プログラミング連盟)がある。これらの事実により、データが安全であることに我々は安心できる。それらによって我々は、個人のためにデジタルセキュリティを整えることにより集中することができる」と同氏は付け加えた。

ウェビナーのパネリストらは、サイバーセキュリティの定義と、どのくらい人によって定義が異なるかについて議論した。

Al-Odayani氏によると、サイバーセキュリティにはいくつかの定義があるが、この分野を専門とする人の多くは、特定の国やコミュニティの技術的資源を保護するための手続きと定義しているという。

「例えば、全ての省庁は、保有するビッグデータのために完全に安全性が確保されたウェブサイトを持つべきだ。それらは、罪を犯しているハッカーにとって値段が付けられないほど貴重な物となっている。サイバーセキュリティはこれらの資源を保護するために存在する」と同氏は付け加えた。

ソニー・プレイステーション・ネットワークは2011年に攻撃を受け、データが流出した後、ソニーは顧客の信頼を取り戻すために全力を尽くした、と同氏は述べた。「セキュリティはプログラムやソフトウェア自体よりも重要だ」

Al-Odayani氏は、サウジアラビアではプライバシーは十分に尊重されているが、インターネット利用者は自分の情報を皆と共有すべきではないと述べた。

「プライバシーに関する国際法がある。世界人権宣言第12条にはこう書かれている。『何人も、自己の私事、家族、家庭もしくは通信に対して、ほしいままに干渉され、又は名誉及び信用に対して攻撃を受けることはない。人は全て、このような干渉又は攻撃に対して法の保護を受ける権利を有する』」

同氏はデジタルセキュリティを、プライバシー侵害のリスクや脅威にさらされることなく、インターネットを効果的かつ最適に利用することと定義した。

Al-Juwaiser氏は、Absherや Najiz、家族IDカード、Madrasati、デジタルクリニックなどの例を挙げて、サウジの家族のデジタル化が直面している課題を浮き彫りにした。

「我々は本当に、インターネットを使う子供たちを家族はどう見ているかに関して研究を行う必要がある。あらゆる種類のデジタル化を拒絶する家庭もあれば、その動きに全面的に賛成する家庭もある。一方、両者の間に、ある種のバランスを作り出せる家庭もある」と同氏は述べた。

家庭学習のための電子機器の費用を賄う余裕がない家庭もあるため、「子供たちの成績に、気がめいるほど影響を与える可能性がある。さらに、子供たちはインターネット利用時にネットいじめを受けやすい」とAl-Juwaiser氏は補足した。

ウェビナーの参加者であるTheeb Al-Dosari博士は、子供たちに信頼できない情報源にもっと気付かせるために、両親はどうすればいいかAl-Asiri氏に尋ねた。

「学校のカリキュラムは、子供たちが信頼できる情報源から情報を入手する方法を学ぶのに役立つ。そうすれば、彼らはそのような噂に影響されない」とAl-Asiri氏は話した。

「そのように恐れるのはもっともだ。親の中にはテクノロジーに無知な人もいるが、幸いなことに、新しい世代は教育省のMadrasatiアプリケーションにうまく対応しており、家族は自分たちがいかに教育プラットフォームを楽しんでいるかを示し始めている」

人々は恐れるあまり、デジタル化を避けてはいけない。避けてしまえば、デジタル音痴になるのがおちだろう、と同氏は警告した。

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