
タレク・アル=サガフィ
メッカ:新型コロナウィルス(COVID-19)のパンデミックで大きな影響を受けたサウジアラビアでは、11月から500以上のウムラ関連企業がひと心地つけるようになる。
サウジアラビアのハッジ・ウムラ省は、ウムラ関連サービスの段階的再開にあたり、外国からの巡礼者の受け入れガイドラインを設け、11月1日から適用させる。
また、ようやくサウジア航空が33の渡航先の再開を発表した。そのほとんどが、COVID-19拡散が収まっており予防策が有効に実施されている安全国だ。
ウムラ関連企業への投資家アーメド・バジャイファー氏によると、推定1万人の巡礼者が毎週サウジアラビアに到着するが、この人数であればウムラ関連企業は予防策を適用しながらでも容易に対応することができるという。
ハッジ・ウムラ省は保健省の要件に準じて、ウムラを18歳から50歳までの巡礼者に制限する予定だ。また、巡礼者はCOVID-19試験で陰性と出たことを証明するPCR試験証明書を提示することが義務付けられている。その証明書は巡礼者の居住国の信用ある検査所によって出発の72時間以内に発行されたものでなければならない。
巡礼者たちは、預言者モスクへの訪問と預言者部屋での祈祷を含めた、ウムラと二聖モスク参拝をあらかじめ予約する必要がある。すべての予約はイートマーナ(Eatmarna)アプリを通して行うことができる。
さらに各自のウムラ行程に合わせた帰りのフライトの予約が確認されていることも条件と なっている。
各自のウムラパッケージの必須条件部分には、自主隔離期間(最低3日間)中の3食付き宿泊予約と、到着地から宿泊地までの交通手段が含まれる。さらに総合的な医療保険を持っていなければならない。
外国から到着する巡礼者たちは各50人以上のグループに分けられることになる。各グループはウムラと二聖モスク参拝の予約日に合わせた全サービスを含む統一された行程が予約されている必要がある。
各グループにはガイドが1名割り当てられ、サウジアラビアの仲介会社が各グループの契約パッケージサービスを提供する責任を負う。
サウジアラビアのハッジ・ウムラ省は、ウムラ関連サービスの段階的再開にあたり、外国からの巡礼者の受け入れガイドラインを設け、11月1日から適用させる。